インベスターZ1巻

投資やらなきゃ!と思わせるマンガ

インベスターZ 三田紀房 感想

インベスターZ1巻

インベスターZ1巻

投資についてのマンガのご紹介です。

基本情報

インベスターZ2巻

インベスターZ2巻

作者 三田紀房
クタクタも何冊も読んでます。

三田さんの作品はストーリーよりも「ハウツー」で興味をそそらせるスタイルの物が多いです。
マンガ版、自己啓発書と言った感じが多いです。

モーニングで連載中で現在15巻まででてます。

内容

インベスターZ3巻

インベスターZ3巻


テーマは投資です。
株やFXなど、投資も色々扱ってます。

読書前の印象は、株の買うタイミングとかを凄くレクチャーしてくれるのかな?とか思ったのですけど、
本書は、あまり買い方とかのレクチャーはありません。

どちらかというと、「投資全般」に関する考え方とかを提示することが多く、
同じ作者の「ドラゴン桜」みたいな、受験マル秘テクニックのような物の株版は少ないです。

例えばホリエモンが出て来て投資レクチャーをする時

例えば、ホリエモンが作中に実名で登場するのですが、
ホリエモンにお金を投資してもらいたいベンチャー企業の起業志望の人に、

オレに投資して欲しかったら、3つの条件を満たせ!

みたいな感じで試練を与えて、

それぞれの試練には、どんな意味があるかを説明するのを通して、投資とはなんぞやみたいなことを
さりげなく語っていったりします。

本書の面白さ

インベスターZ4巻

インベスターZ4巻


本書の私の評価は、今の所「まあまあ」面白いかなくらいです。

過去作品のドラゴン桜とか、エンゼルバンクとかって、結構はっきりとしたハウツーを提示
してくれてました。
んで、そのハウツーを隠して、次回に続く!って感じだから、次回が気になった。

しかし、今回も一応それをやってるんだけど、
前述の通り、「投資の心得」的なことだったりするから、あんまり気にならない。

もし、それが心得じゃなくて、

「絶対に勝つ株の買い方は…」

みたいな感じだったら気になるんだけど、心得的な事って「へー」くらいにしか思わないから
あまりグイグイ引き込まれてく感じにはなりづらいと感じています。

逆に言えば、過去作品のドラゴン桜とかは、そういう

「夜○時以降に勉強はするな!」

みたいな、具体的に役立ちそう感が満載だったので、グイグイ引き込まれてった気がする。

ストーリー

インベスターZ5巻

インベスターZ5巻


ストーリーはちょっと無理矢理感を感じる作りで、
そこもまた、引き込まれ度合いが弱い。

中学生になる主人公が入学した学校には「投資部」があり、
学校の運営資金を全て「投資」の利益でまかなっている学校…

ってそんなのありえる?
いくらフィクションでも。

んで、それを仮にプロの投資家が回してて、その中で勉強してくならまだわかるんだけど、
それを学生が運営しているという…これまたすごい展開。

インベスターZ6巻

インベスターZ6巻

学校の資金だから元々数千万円とか凄い額を使える。
しかし、私は思う。

もし、投資部の彼らが、本当にそんな利益を常に出せる程優秀なら、
自分の金をちょっとずつでもつぎ込んでって、比較的簡単に金持ちになってるんじゃなかろうか…と。

学校の金ではできるけど、
自分の金ではできないというのか…?

中学生だから自分の金ない という突っ込みは、彼らが中学生にして株やってる時点で変なツッコミな気がするし…。

インベスターZ7巻

インベスターZ7巻

こんな感じで、このマンガの設定がちょっと無理矢理すぎる気がして、
そこもまた感情移入がしづらい所。

この間、ドラゴンボール超みてて、
使ったら命と引き換えな筈の魔封波をガンガン使おうとしたり、
2日しか使えない筈の精神と時の部屋を明らかに2日以上つかってたり…

みたいな、ドラゴンボールでさえ、矛盾を感じると嘘くさい感じがしてつまらなくなってしまう。

インベスターZ8巻

インベスターZ8巻

やはり、マンガと言えどもリアリティがもう少しあるといいんじゃないかという気もする。
過去の作品にはこのようなリアリティの低さをそんなに感じなかったとも言える。

(ま、もっとも全部フィクションなのは当たり前なのですが。)

のめり込まない理由 他には…

おそらくなんだけど、主人公が、生意気なのがイマイチのめり込まないんだと思う。

過去のドラゴン桜は主人公は桜木先生ではあるけど、頑張って応援する意識で見てたのは東大受験生の生徒に対してだし、

エンゼルバンクも、主人公の女子は仕事に悩む感じの人だったから、がんばれーッて感じが出せた。

でも本作は、中学生ながら、頭が非常に良い子が主人公。

やっぱり成長物のストーリーの方が無難に面白いのかも

もちろんそうでないと株なんか手を出せる筈はないんだけど、中学生にして「苦労した訳でもないのに」多額の金を得ようとする主人公に対してあんまり「がんばれー」感は出ない。

これがもし、よくあるストーリー的に、1から資金集めがんばって、「ようやく」買った株で大当たり…とかならストーリーの楽しい謎として

「彼は株で最終的に成功できるのか?」
というのめり込む先が気になる要素が入る気がするんだけど、そんな感じじゃなくて、

「オレが正しい!」
みたいな感じのオーラがでてる主人公だから、なんとも言えない感じになってしまう。

不自然さを感じる場面

一応、作中で

「株投資に失敗したら一生社長の所で奴隷として働きます!」

みたいなリスクは負ってるんだけど、

そこまでしてそもそもしなきゃ行けない訳じゃないんだし…と思ってしまう。
(主人公が賭博黙示録のカイジみたいに、借金背負ってるから一発逆転しかける!とかいうなら自然なんだけど、

「もっと儲けたいから学校の隠し財産全部売っぱらってオレの資金にして、オレに投資を担当させてくれ!
その代わり、失敗したら一生社長の所で奴隷として働きます!」

みたいな交換条件だからね…。
ちょっと違和感感じる訳ですよ。

あ、別にマンガそのものがつまんないわけではないんですがね。

投資について知る良いキッカケになるマンガ

インベスターZ9巻

インベスターZ9巻

しかし、投資を知る良いキッカケになったとは思う。

ホリエモンが

「使ってないお金なんて意味ない」

的な事をいうんだけど、
たしかに、銀行にただ何十万も眠ってても意味はないよなと思ったり、したし、

株を行う事で、その会社について調べたりするから、経済の勉強になったりするし。

実際に株をやってみたくなる本書

インベスターZ10巻

インベスターZ10巻

んで、私は実際に株、影響されて、証券会社に口座開いてちょこっとやってみたけど、
うまくはいかないですねえ。

あまりリスク掛けけてないからだと思うけど、
会社に詳しくなっても、株が上がるかどうかはよくわからないしなぁとか
思うと、結局あんまり調べないという…結構なダメ人間っぷり。

でも、株ってどういう風に買ったりすれば良いかとか、
少しは前よりは詳しくなったような気はするので、投資マイナス分の
勉強はできてるのかも…。

とまあ、読んだら株をやってみようかな、と思わせる様な本書なのでした。

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