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八方美人もまた問題か。

色々な人と話していたら、今迄八方美人でうまくやってるなーと思っていた人が、

結構周りの人に妬まれたりしている現実を目の当たりにした。

 

八方美人本人ではなく、絡まれている側が、「あいつうざい」と感じてることもあるという現実だ。

 

私はどちらかといえば、深く狭くの人間関係なので、広く浅くができる人が羨ましいと思っていたが、こちらの最善主義の本に登場する「完璧主義者」ではないが、

最善主義が道を拓く [ タル・ベン・シャハー ]

「完璧」な人付き合いなど存在せず、「完璧」に見えるものもまた、実は「完璧でない」ということに気づかないといかんなと感じた。

 

こんな捉え方が良いかと。

A:「Bさんは、誰とでも仲良くできていいですね。私もそうなりたいです。」

 

B:「いやいや、Aさん。私は色々な人と話しかけて、仲良くできていると思っているけど、もしかしたら嫌がられている可能性も否定できない。

積極的過ぎてもウザがられることもあるよ。

逆に、話す人を選択できているAさんは、相手が嫌がっているかどうかの空気が読める感性があるのかもしれないね。

私は、誰に話しかけるにも壁を感じないから逆に、うらやましい。」

 

誉められて謙遜したら、むしろ嫌われてしまう

先日、ある人に対して、純粋に好印象を持った。

なので、

「◎◎なんて本当にすごいですね〜」

と告げた所、

 

「いや、そんなことない。こんなの当たり前だし、自分なんてまだまだ下です。」

と謙遜された。

 

この時は何に対して誉めたのか、少し昔のことなので忘れてしまったが、別の例もあった。

 

着替えの部屋で相手の上半身を見て

「すごいマッチョですね〜(良い意味で)」

と別の人に言った時も

いや、そんなことない。こんなの当たり前だし、自分なんてまだまだ下です。」

的な返しをされた。

 

奢らない、自慢しない という意味では謙遜は非常に良いのだが、

言った側からすると、否定されてるだけだ。

「あなたはすごいですね」→「何言ってるの?そんなことないよ」

という流れである。

 

これは、こちらの本でも同じ事が書いてあった。

マンガで学ぶ心屋仁之助の「非常識」でコミュニケーションはラクになる P.58

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誉められた時は素直にありがとうとか、「そうでしょ!?」くらいまで言った方がむしろいいと感じた。

人に交渉する時の2つの必須事項

交渉事をする時の、交渉される側の気持ちで感じた事をまとめておく。

1.期限を切ってあげること

「あなたの納得いくまで考えていいよ」
とか、交渉をもちかける側なら(私なら)言いたくなるが
期限が切られてないで考えさせられる側になると、結構面倒だ。

迷う事に関して、期限がないなら、ずーっとそのままにしてなあなあなままでおわらせちゃっていいや とも思える。

「1週間考えてから、また聞くからその時返事を聞かせて」
とか言ってあげると尚よい気がする。
期限も決まってない上に、返事をする場も交渉を持ちかけられた側から作らなきゃいけないなら、非常にそれは面倒くさいことだ。と感じた。
よって
◎期限をきる
◎返事をする場を用意してあげる
と交渉を持ちかけられた側も、答えやすいし、悩みがいが出るのでは?

2.相互主義の精神を忘れない

要するに、「何が見返りか」をはっきり示してあげる事を忘れない。
仕事の話を持ちかけられて「お給料」が見返りであるならば、「お給料がいくらか」をすぐに示さなければいけないのに、
私が今回言われたのは
・仕事の内容
だけだった。

もしかしたら、交渉の初回でそこまでいうのは野暮?とか考えたのかもしれないが、私にはその仕事をする事によって、何が得られるのか?というのがあって、始めて「じゃあやろう」という材料になるのに、見返りを提示しないというのはおかしな話だろう。

たとえ仕事じゃない約束事だって
「おいしいラーメン屋あるんだけど一緒にいかない?」
が例え、デートを誘う目的であっても誘われる側の見返りは「おいしいラーメン」に一応なるわけで、
「一緒に飯食いにいかない?」
だと、誘われる側が「その人とのコミュニケーション」が見返りになると思えなければいかないわけだ。

まとめ

人にお願い毎をするときは、それをしたらその人にとって

1.何が得になるかを明示し
2.回答期限と回答機会を用意

してあげると、

「交渉される側に考えることを面倒に思われない」

と感じた。

新人が積極的に挨拶に行かないといけない理由

大概、私は新人の立場になることが多い。

今まで、職場を転々としていたせいか、自分が上司とかベテランとかの立場で新人と会う事はほとんどといっていいほどなかった。

挨拶は新人からした方が良い

しかし、先日、自分が先輩の立場で新人と会った。

今まで思ってた通りやはり「新人から挨拶すべし」という考えに間違いはなかった。

その理由の根拠

それはこういう考えだ。

自分が新人の時に感じた事

自分が新人の立場の時は、大概自分は緊張している。

慣れない職場、慣れない人たち。

全員といちいち挨拶するのは正直めんどくさい。

だから、できれば先輩達から声をかけてくれるとありがたい。

それが本音だった。※

ただ、そうは思いつつも、自分から知らない人を見かけたら

「今日からお世話になります クタクタです!

よろしくお願いします」

と声をかけていた。

面倒だった。

でも、最初だから仕方がない。そう思っていた。

自分が先輩になって感じた事

そして逆の立場ではこう感じた。

ちゃんと自分から挨拶もしないなんて

「お世話してもらわなくったって良いってことか?」

と思ったのだ。

先日の事例

先日、職場に行くと、ちょこんと新人がいた。

ここの所、新人さんが多かったが、皆、自分から

「今日からお世話になります ●●です!

よろしくお願いします」

と言ってきていた。

 

だが、その新人さんはただ軽く会釈をしただけだった。

私は「あの人誰なんだ?」と思っていたら

ある社員から

「クタクタさん、△△さんです。」

と紹介された。

なので、私は

「クタクタです。」

△△さんに向かって言った。

 

△△さんは「よろしくお願いします」とも何も言わず、また、ただ軽く会釈をしただけだった。

 

・自分から挨拶もしない。

・よろしくお願いしますも何も言わない。

 

ということは△△さんは私とうまくやっていこうという気がない?

   ↓
「お世話してもらわなくったって良いってことか?」

 

と感じてしまったのだ。

 

当然、理屈的にはそれを直接つなげるのはやや無理がある。

「お世話してもらわなくったって良い」と直接言われた訳でもないし、軽いお辞儀が「よろしく」にその新人さん的には相当したのかもしれないし。

挨拶をしとかなくて損するのは新人ではないのか?

でも、大概先輩は新人なんていてもいなくても困らない訳です。

逆に新人は先輩に助けてもらいたい時がある訳です。

だからこそ、「ご迷惑かけるかもしれないけど、よろしくね」

の意味を込めて

自分から挨拶すべきなんじゃないのだろうか?

 

と感じた。

そんな面倒なことでもないのでは?と考えが変わった

そう感じる事によって、私が新人の立場の時の、

面倒だった。

でも、最初だから仕方がない。そう思っていた。

という気持ちは、その利点を考えるとそこまで面倒なことでもないかも。と考えが変わった。

新人の自分に対して「仲良くしてね。困ったとき助けてね」

ということを表明しているわけだから、必要だよなと思った。

第一印象は大事だと感じる

第一印象が悪いと、雑談する気も起きなくなる。

新人⇄先輩 お互い寄り添うべきかもしれないけど、先輩風を吹かせるつもりはないけど、立場的に新人からすべきだし、それが新人自身のためにもなることだと思った。

 

注釈

全員といちいち挨拶するのは正直めんどくさい。

だから、できれば先輩達から声をかけてくれるとありがたい。

それが本音だった。

ただし、上記に関しては、もちろん先輩達からも声をかけるのが親切な対応だとは私も思う。

(新人が緊張しているのは当然のことなので、緊張していない先輩からアクションしてあげるのは、やはり親切なことだとは思う。)

 

しかし、それは事前に「新人が来る」とわかってる場合だと思う。

今の職場は、新人が来る事を知らされないので、突然知らない人がいるという状況になる。

(制服でも来ていれば、まだいいが、制服などは特にないので。)

 

勿論、もし1対1でばったり会うのならば、「新人さんですか?」と聞くかも知れないが(部外者が部屋にいないかどうか確認する意味もあるので)、他の人もいる状況なら、「誰?」と感じてしまう。

やはり、新人の側から挨拶するのが良いのではないだろうか。 

 

物を頼む時はこう考えろ!相互主義の精神の大事さ

知人の一人に、いつも自分が困った時の質問しかしてこない人がいる。

「パソコンの調子が悪いんだけど、どうしたらいいの?」

とか、そんなのばっか。

 

私は毎回思う。

「私はカスタマーセンターじゃない。」

 

彼には相互主義の精神がかけているんだと思う。

 

お金と感情と意思決定の白熱教室 ~楽しい行動経済学の世界~ 第二回 あなたが人に流される理由 レビュー より

 人に何かして欲しい時はどう言うだろうか?
 「お手伝いしましょうか?代わりにちょっと手伝ってくれませんか?」じゃないだろうか?
 これこそが相互主義の精神であるといえる。
 こちらはやりました。あとはあなた次第。

 

相互主義についてはこちらをみると良いかも。

忘れてしまったけども、何かの本に

「人は過剰に恩を着せられたくもないし、過剰に借りを貸したくもない」

という旨のことが書いてあった。

 

人に頼るのは、相手を助けてあげたいという心を刺激するので決して悪い事ではないが、毎回「助けてくれ」では平等に感じない。

 

逆に、毎回助けてもらってばかりでも、「いつも助けてもらってばかりで悪いなぁ」という気持ちになり頼むのがきまずくなるものだ。

 

しかし、彼は「いつも助けてもらってばかりで悪いなぁ」と思いこそすれ、相手にも何らかのメリットを与えなければならないことに気づいていない。

 

残念ながら人はその人が特になるから行動するのだ。

綺麗な人に何かを頼まれれば、喜んで助けたくなるし(仲良くなって、付き合えるかもと思うからかもしれない。)

 

有名人に何かを頼まれれば、喜んで助けたくなる。(大好きな芸能人に助けてと言われれば、無償で助けたくなる物だろう。そこには、その経験を他人に自慢できるとか、サインがもらえるかもとか何かある)

 

だから、人に物を頼む時には、嘘でもせめて「今度お茶でもおごるよ」くらいのことは言うべきだと思う。