オススメマンガ もやしもん 感想
まだ、途中迄しか読んでないのですが、友人に勧められて読み始めました。
基本情報
作者:石川雅之
連載誌:イブニング→モーニング
全13巻。
アニメ化もされた。
きっかけ
ビールや、ワイン等アルコールってどういう風に作られているのかよくわかりませんでした。
そんな話をしている時に、お酒に詳しい友達に、もやしもんに詳しく書いてあるから、読んでみたら?と言われ読みました。
だから、最初は結構固いお話だと思ってたんです。
そしたら、やはりそこは「マンガ」
もはや、ビールや菌などの話は、話半分しか入ってこないのですが、読み進めるのが楽しい状態となりました。
本書のオリジナリティ
(1)農業大学の話だ
まず、本書の面白さを作る物に「農業大学」の物語という点が上げられます。
あまり知らない世界を覗くのは大概楽しい物になります。
最近サンデーでも「防衛大学物語」が始まったりしています。
はっきり言って、こういうテーマの選定が良いだけで、読み進めたくなります。
えっ?農業大学って何やってんの?
珍しい と。
アメトークでも「工業高校芸人」とかやってて、見たら結構面白かったりします。
普通の高校に通ってる人には絶対わからない世界がそこにはあります。
(下記は「あぁ農業高校芸人収録のDVD)
ちなみに、同じ系統の農業大学の話で有名なのは「銀の匙」ですね。
このマンガもめちゃ面白いです。
(2)菌がテーマだ
さて、本書は農業大学の話なのですが、その中でも「菌」に絞っているところが、さらにオリジナリティを高めています。
銀の匙は農業大学の大学生活に焦点が当たってる気がしますが、本書は、私たちは良く知らない「菌」に焦点を当てます。
体に悪いイメージがある「大腸菌」とかも菌として話が出て来ますし、アルコールを作る時に「菌」に作ってもらったりします。
納豆等の発酵食品も「菌」が活躍してできているわけです。
農業大学の「菌」を研究している教授についていって、色々な話を聞く事になるので、
農業大学生活…よりも、「菌」についての話がメインです。
(3)超能力がでてくる!
本書に引き込まれる最大の要因は、これです。
主人公は「菌が肉眼で見える」超能力を持っています。
この部分が「普通じゃない」感ハンパなくだしており、(1)、(2)の要素と合い、見逃せなくなります。
例えば、食事をとろうとした際に、主人公は危険な菌に気づいて、「皆、食べるな〜!」とかいうと、
顕微鏡で何の菌か見てみたら「O-157」だった、みたいなくだりのシーンがあります。
本書の面白さ
このオリジナリティを、実は、あんまり活かし切れてません。
だけど、それが面白い要素だと私は思います。
どういうことか?
ストーリーが面白いんです。
菌の話、は良い味付けなんです。
ストーリーの面白さの例え
菌の教授「樹先生」がでてきて、菌の素晴らしさを生徒に語り始めます。
コマが先生の話で埋め尽くされてしまいます。
でも皆、長話なんで聞くのを嫌がる(笑)
すごくちゃんと学術的な事を発言してあるっぽいんですが、当然、素人の私にもそこまで興味はもてません。
ちゃんと作者はそのことがわかっています。
だから、あくまでもストーリーが楽しめるように随所に工夫がされてるんです。
菌まみれのおっさん!
菌まみれの謎のおっさんがでてきて…何者だ! という話とか。
(これは菌が見える主人公だから異質に感じるだけで、一般人には普通のおじさんに見えてる。)
悩む主人公
急に主人公の超能力がなくなってしまい、長所のない主人公は居場所がないと落ち込んだり。
かわいい菌達が語る時もある
菌の視点になって、菌サイドから人間の行動を観察してみたり…
(コミカルな菌のイラストがまたかわいくて最高)
のだめカンタービレに出張してみたり…
なんか、遊び要素が非常に多い、楽しさ満点のマンガになっています。
当初の目的では、菌の勉強と思ったのですが…
菌そっちのけで、ストーリーが気になりだしてしまいました(笑)
これだけ、オリジナリティがはっきりしていて、読み応えもあるマンガはなかなかないと思います。
TSUTAYAで借りられてて5巻がまだ読めない…
とにかくオススメですよ!
全巻セット |
1巻 |
2巻 |
3巻 |
4巻 |
5巻 |
6巻 |
7巻 |
8巻 |
9巻 |
10巻 |
11巻 |
12巻 |
13巻 |
漫画本レンタルしたい!
私の様にコミックレンタルしたい!
でも、近くにレンタル対応のTSUTAYAがない…。
そんなときは、インターネットでコミックレンタルができます。
1冊50円なので、TSUTAYAの当日レンタル64円より安い!
13巻まとめて借りても650円