こんにちは!
クタクタです。
贔屓の楽団NJBP(新日本BGMフィルハーモニー管弦楽団)が、オーケストラ形式の演奏を行ということで行ってまいりました。
第42回主催公演 NJBP Concert#1 古代祭り ANCIENT FESTIVAL 感想・レビュー
こちらの楽団、以前、Concert#0と称して、オーケストラ形式でやりましたが、その際は、主催ではなかったということで、今回初めてNJBPが主催で行うことになりました。
NJBPと知り合って2年?3年かな?2年か?ついに大きな舞台となりました。
それではいつもの通りレポートしていきます。
場所 大田区民ホールアプリコ
場所は、大田区民ホール・アプリコ。
蒲田駅の東口から行きます。
駅を出ると、看板が出てたので、迷わずに行けました。
駅からも徒歩5分くらい。
近いですね。
この右側奥の建物なのですが、
こんな感じになっておりました。
ということで、道に沿って奥の方へ進んで行きますと
入口が見えてまいりました。
大ホール!!良い響きですね〜
中に入ると、まだ開場時間前だというのに、列が。あれ?指定席ですよ?
結構な人がいました。多分当日券の列だったんだと思います。
開場時間も近くなると、列は外に出て来ました。
開場すると、こちらの階段を上っていったわけですが、この登った先に
久石譲からの花束が!!
かっちょいい〜♪
この衝撃は、以前、たかの友梨の建物にたかの友梨の誕生日祝いらしくて、(確か)和田アキ子から花束が来てるのを見た時以来ですw
開場はメチャメチャ綺麗な場所で
このような感じでした。
気品漂う階段
そして、開場からいきなり物販激混み
とまあ、そんなこんなで、開場時にチラシとパンフレットを受け取りました
チラシ
ゲーム音楽はなさげ。
そして、復活の呪文新聞が再び現れてました。
これ、なんのゲームで使える呪文なのか?いまだに理解してませんw
パンフレット
パンフレットはシンプルでした。
メンバーが賛助が多いから、ついに各メンバの屋号の紹介とかはカットですね(汗)
開演
の前に、いつもの通り、市原さんによる緩いマナートークがありました。
DAWN
まずは、テーマ曲からの演奏。そのあと、恒例の
という市原さんの掛け声から、MCがスタート。
ザ・スキーム
スキームというのは陰謀という意味だそうで、1988年8月に発売された、横スクロールアクションゲーム。PC88mark2という機種のゲーム。日本ゲームミュージック対象で1位を取った。
ゲスト登場
ここで作曲者古代さんを交えてのトーク。以下大体の記載なので、詳細違ってたらすいません。
ちょっといい写真が撮れなかったので、こちらお借りします。
ゲームミュージックにユーロビートを取り入れたのがスキーム。ハウスミュージックを取り入れたのがベアナックルだろうとのこと。そんな感じがするね。 #古代祭り pic.twitter.com/ZlgAzzTlqt
— ねずさん (@nez524) 2018年12月1日
88年にPC88で発売されたのには何か意図が?
→偶然です!言われるまで気づかなかった。
昔のゲーム音はシンプルだったが、音を拡張するサウンドボード2というのがでて、音数が倍になった。それを使い、自分でプログラムして作曲した。
フリーとして書いた初めての曲はきっとスキームなのではないか。
この時代はユーロビートが全盛で、自分も影響されて、作りたいと思った。曲名の由来は、デットオアアライブというバンドの曲名から1文字変えたタイトルにした。というのも、曲名をつけるのが苦手で、通常はBGM01とか、イースならYS1とか、そういう名前をつけている。
プログラムの仕様で、漢字が使えないのでアルファベットでつけることも多い。今、デビュー33年くらいなので、ようやく30年くらい経って、感じのタイトルをつけ始めた。
世界樹の迷宮のタイトルはアトラスのスタッフに考えてもらった。
ソロっぽいフレーズをオーケストラでどのように演奏されるのかが、見所になるのではないか?
I’ll save you all my justice
NJBP版
ベアナックル 怒りの鉄拳&ベア・ナックル2死闘への鎮魂歌
1991年8月のメガドライブのセガがだした、ベルトスクロールアクション。海外で人気のゲーム。youtubeでNJBPの演奏動画には、コメントが英語とかが割と多いらしい。
2は1993年1月。2の開発はエインシェント(古代さんの会社)が行なった。
再び古代さん登場
1は古代さんが一人で作った。スーパー忍(?)というゲームの開発を通じて、セガとご縁ができて、その流れで依頼がきた。
2は、ソニックザへッジホッグのゲームギア版
を開発し、それがよくできていたので、その評価が良くて、依頼がきたのではないか?
エインシャント(古代さんの会社)には、ストリートファイター2の基盤があって、無料で日々社員と対戦するとか。スト2に負けないゲームを作って欲しいということで、ベアナックルを作ったため、スト2の影響がだいぶある。コンボを入れたりとか。
2は全曲担当ではなく、川島基宏さんという人が担当した部分もある。
川島さんはテクノより。
2のキャラクターボイスは実は全て古代さんの声。女性キャラはサンプラーという機械で音を収録後、ピッチシフトを使い音を編集したらしい。スタジオで一人で。
ベアナックルの最後のステージクリアのBGMはRedBullのソラという企画で、未知の生命に向けて、音楽を通して送ろうという企画があり、古代さんの曲も収録された。しかし、短い曲じゃないとダメで、時間的にちょうどよかった、ステージクリアの曲を選んだとのこと。宇宙に向けて発信された、初のゲーム音楽と言えるw
Fighting in the Street-Dreamer
NJBP版
世界樹の迷宮 世界樹の迷宮メドレー2018
2007年1月にDSで発売。RPGで、3Dのダンジョンを自分の視点でプレイする、ウィザードリィ系のゲーム。すごく難しくすぐにゲームオーバーになる。
後に発売されている同シリーズの最近の作品のBGMにはNJBPメンバーが演奏の録音時に絡んでいる。
古代さん
作曲期間にブランクがあり、世界樹の発注内容に、昔のゲームを彷彿とさせる物が欲しいとあり、色々作るもなかなかひっかからなかった。FM音源がベアナックルとかで使ってたのを思い出し、採用して見たところ、これだ!となった。
3DS版のときにシリーズが4となり、思い切って別の音源(バンドとオーケストラ)に変更した。そしたら、評価が良かった。その中にNJBPメンバも絡んでいる。
オーケストラに合いやすい曲調。FM音源版も作るの好きなので作っている。
FM音源はPC88で作るが、フロッピーディスクがなくなってきており、フロッピーディスクの内容をSDカードで再現できるエミュレーターをもらったりした。
迷宮1 翠緑ノ樹海
鉄華 初太刀
鉄華 討ち果て朽ち果て
迷宮Ⅴ 遣都シンジュク
休憩
市原さん:
12月に入ると寒くなって来ましたね・・・あ、メガネ曇ってないですか?良いメガネ拭きがあるんです
私どもの楽団のテーマ曲知ってます?あ、CDありますよ?
あ、もう休憩終わってたんですか??準備だ準備!!
って感じでスタートした第2幕www
第二幕
市原さん:
NJBPも活動4年目ですが、初めて来た人・・・手を挙げたの8割くらい!
やっぱり。将来は日本中で、いや、海外でも演奏したいです!
アクトレイザー「交響組曲アクトレイザー2018」
1991年11月。スーパーファミコンの発売の翌月に発売された。
SFC初期なのに、音の質がSFCの限界をすでに超えているんじゃないか?という音質で話題となった。どうやったらこんな音が出せるの?
古代さん登場
SFCは開発者向け資料で知りまして、FCとの違いは、サンプラーという物があり、8チャンネル分あり、メモリの容量も大きかった。サンプラーは、存在してる音を録音してゲーム機から鳴らせるため、シンセサイザーだと難しい音がだせる。そのため、オーケストラの音もいけるのでは?と試みた。
ニンテンドーから来た、音の作る開発環境では、作れなかった(ステージごとに音を変えるとか、そういうこと)が、どうしてもやりたくて、同僚の天才プログラマーに頼んだら、あっさり開発環境を作ってくれた。
多分アクトレイザー30周年ではないか。
使ってたサンプリングの元はSC55というMIDI楽器だったと思う。
これかな?
↓
作曲は、通常何かに影響を受けて作るじゃないですか?長くやってると、この曲何かに似てるな?という思いがよぎるときがあるが、当時はそのまま突っ走った。
今回のオーケストラのリハーサルの音を聞いて、当時は、まだオーケストラの知識が甘い中作った曲なのに、リハ聞いたらすごく良い曲だと感じて、オレって神ってる?って思った。
Act1
オープニング-天空城-降臨-フィルモア
-天空城-
降臨-
フィルモア
Act2 人々の誕生-レベルアップ-捧げ物
レベルアップ-
捧げ物
Act3 ブラッドプール〜カサンドラ-魔獣現る-ラウンドクリア
-魔獣現る-
ラウンドクリア
Act4 ピラミッド〜マラーナ-アイトス〜テンプル
-アイトス〜テンプル
Act5 ノースウォール
Act6 世界樹
Act7 強敵-サタン
Act8 静寂-平和な世界-エンディング
平和な世界
-エンディング
アンコール
拍手鳴りやまぬ中 市原指揮者が登場し、恒例のタモリの
チャンチャチャチャン♪
で、拍手を制したのちに、
もう、司会も指揮もいろいろ疲れた。誰かやりたい人やってよ。
→オレがオレが
→え?じゃあ、やっぱりオレが。
→どうぞどうぞ。
のお家芸がでましたw
ベアナックルのFighting in the Street-Dreamer
NJBP版
と
アクトレイザーの
-エンディング
でした。
あ、最後なぜか3本締めでしたw
感想
いやー、演奏 良かった。
今まで聞いたNJBPの中で一番良かったんじゃないかな。
特に、アクトレイザーのACT1の部分。
NJBPに興味を持ち始めた頃に、何度も、ここを日本BGMフィルのyoutube動画で聞いてたけど、
その時は、これ、生で聴きたいなーとずっと思ってたから、
その大迫力版ということもあって、非常に良かったように感じました。
アレンジもいつも通り、原曲重視で素晴らしかったです。
ブラボーブラボー!!
素材の良さを全て出し切った!
そんな感じがしました。
あと、あんま関係ないけど、古代祭りっていうネーミングもすごいセンスが良かった気がします!
空席がまだある
今回は、前回のconcert#0とは違い、多分8割くらいかな。結構人が入っててすごく良かったけど、
やはり、それでもまだ空きがあった。
こんな感じで左右の席は
結構余白があった。
これが埋められるように、私もこれまで同様、ブログ書いたりツイートしたりで、少しでも役に立ててればなあ
と思いました。
(まあ、いつもジレンマでそれで自分が予約取れなくなると悲しいけど。)
ちなみに、8割くらいが初めてNJBP来た人ってのは、結構驚きでした!
個人的リクエスト
あと、リクエストがあって、以前、LIVE#6の時かな、曲の進行に合わせて、曲名が書いてある紙をめくるという演出があったけど、あれ、今回のアクトレイザーでは特にやってほしかった。
今回8楽章にもなったし、まあ、1個1個短めだったからわかるにはわかったけど、
やっぱり、今何の曲やってるのかなって、わたし的にはすごく重要で、知らない曲でも楽しめるNJBPには、あって欲しいなーと思うんだけど、どうでしょうか。
ありがとうございました!
演奏者の皆様、関係者の皆様ありがとうございました。
また、次回も是非お邪魔させていただければと思います。