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発言する前に、相手にどう捉えられるのか考えてから発言すべし

今日は、私の好きなちきりんさんのエントリを実感した日だったので、

それについて記載したいです。

 

 

このエントリは、簡単に言うと

「物事主張して通ると、誰かが借金をしている」

という物です。

 

例えば、

私がAさんに

「付き合ってくれ!」

と言ったとします。

 

Aさんが迷っていたらば

「絶対幸せにするから」

A「うーん、それじゃいいかな」

みたいな感じになったとします。

 

これは私の主張が通った事になります。

 

すると、Aさんは私に貸しを作った と感じることが多いはずです。

こんな感じです。

(詳細はエントリを見てみてください。)

 

<参考までに>ちきりんさん考えがいっぱい詰まった本で、私も好きな奴です。

ゆるく考えよう [ ちきりん ]

 

 

今日は仕事をしていて本当に言いたい事を言って来る人に出会いました。

私は常々考えます。

それを言って何の得になるのか と。

 

「俺も悪いかもしれないけど、あんたも悪い。

 だから◎◎してくれ。」

 

悪いと思ってない相手に「あんたも悪い」っていっても無駄な主張です。

そして、言い訳をたくさん並べて来る人に対してはさらに

「で?だから何なの?」

と嫌悪感が増します。

 

仕事のことなので、もちろんその主張が通れば、相手は一時的に得します。

しかし、私は嫌悪感を抱きました。

「そんなこと言うならもうアンタに仕事は振らねーよ」

と内心思いました。

 

彼はその発言をして、一時的な利益を得たかわりに、私の信頼を失いました。

そして、将来の仕事も失いました。

 

 

私からその議論は引きました。

悪い、悪くない はそこではあまり重要だとは思えなかったからです。

 

仕事としてそれをすべきか・すべきでないかが重要だと思ったからです。

 

お金をもらうということは「やりたくないことをやる」という意味が

含まれていると思います。

 

ラーメン屋の店員はラーメンを作ることだけを本当はしたいかもしれませんが、

お客に接客をしなければなりません。

私はラーメンを作る係だから、お客とは会話しなくていい なんてことは

ありません。

 

今回の事象は、それと似たような次元で起こったと私は感じます。

例えるなら正にこんな感じでした。

 

彼「今日はラーメンを作る器がなくなってしまった。

  器を洗うのが面倒だから、器買ってきてもらっていいか?

  だって、接客係のあなたが、器がなくなりかけている事を教えて

  くれなかったでしょ?

  あなたも悪い。」

 

私「いや、仕事なんだし、今客来てないし、洗えよ。」

 

彼「あなたが客をガンガン呼び込んでいれるから、

  高速で仕上げないと間に合わず、手が疲れた。

  私は頑張っている。

  そんな私に器を洗えと?

  そんなガンガン呼び込むあなたも悪いのでは?」

 

仕事してて、皿洗いとか頼まれて、面倒だから断る仕事人がいるのだろうか?

面倒だけど、業務時間中に「すべきこと」があるんだからやるべきではないのだろうか?

 

本当にこんなこと言う人がいるんだ。

と実感した日でした。

 

自分は言わない様にしたい。

 

追記  2015.4.6

私に取っては当たり前の事しか書いてないなーと思った本書だが、

「当たり前の事ができてない人が多すぎる」

ことを実感。

 

再度読んでみたい。

アドラー流たった1分で伝わる言い方 [ 戸田久実 ] P.141

「私は悪くない、悪いのは他者」という姿勢でいると、何の解決も得られないばかりか、「あなたと仕事をしたい」「信頼して関わりたい」と思われなくなってしまう

今回のエントリで伝えたかった事はまさにこれでした。

 

アドラー流たった1分で伝わる言い方 [ 戸田久実 ]

今回相手に、問題点を指摘して話し合いをしたいと考えてるのですが、

クタクタ的に本書の要点を必要な箇所をまとめるとこんな感じかな〜

 どんな相手にも伝わる言い方9つのポイント

  1. ダメだしはダメ
  2. 誉めるんじゃなくて、勇気づけをする(とても助かったとか。)
  3. 主語は「私」
  4. 感情「を」伝える…冷静に感情を述べる
  5. 原因追及ではなく「提案」をする…どうあってほしいのか、どうしてほしいのか
  6. 自分の問題に踏み込んで来る相手にはNO
  7. 言いたい事は明確にする
     ・何を
     ・どのようにしてほしい
     ・なぜか
     ・客観的事実か、主観的事実かは分ける
  8. お願いと断りはシンプルに伝える
  9. 叱る時は「私は正しい!」ではなく「私はこう思う」
     ・何について
     ・なぜ
     ・どのように改善してほしいのか
     ・次のチャンスを与える
     ・伝える事は一度に一つのことにする
     ・相手の事情にも耳を傾ける

相手の意見を受け止めてから自分の意見を伝える!

 こんな所かなー。

 

やる気を見せなきゃがっかりされる時。〜そこは嘘でもやる気みせなきゃ〜

先日の事。

できない同僚が一人いました。

お客さんからはクレームばかり。

でも、本人は人間的には悪い人じゃない。どちらかと言えばいい人だと思います。

 

そんなある日、彼を私が担当して研修することになりました。

「仕方ない。本人がやるっていうなら引き受けますよ。」

といって、本人から「お願いします。」と言われて始めました。

 

技術的な事は練習が必要です。

ある日、私が「もし良ければ、今日はもう上がって練習していこうか?」

と彼に告げました。

 

彼は「いや、もう少しここに残ります。」

と言いました。

 

上がってしまうと報酬が減ってしまう可能性があるため、彼はもう少し残りたい と言ったのでしょう。

 

。。。。。

 

でも、研修付き合ってくれる人が練習しない?って言ってるのに「しない」って選択あるのかねぇ?

 

本来「練習させてください!」と言われるのが筋なところを、折角練習してあげる とこっちがやる気になったのに、それが否定されるのは 私のやる気を削がれたとしか感じなかったのです。

 

正直、その彼は現場に出ては行けないレベルの技術力なので、「練習」は必須です。

きっと、彼はそこに自覚がないのでその発言になるのだと思いますが、正直、私はがっかりしてしまいました。

 

私は彼の利益を思って告げたのですが、彼は彼の利益の事しか考えていないようでした。だからがっかりなのです。

 

私は常々、他人は水辺に連れて行くことしかできないと考えています。

この下記の本から「そうだそうだ」と思ったので自分の考えに取り入れました。

嫌われる勇気 [ 岸見一郎 ] 第三夜他者の課題を切り捨てる より(Kindle版のためページ数不明)

ある国に「馬を水辺に連れて行くことはできるが、水を飲ませることはできない」ということわざがあります。

アドラー心理学におけるカウンセリング、また他者への援助全般もそういうスタンスだと考えてください。

本人の意向を無視して「変わること」を強要したところで、あとで強烈な反動がやってくるだけです。

「あとで強烈な反動がやってくるよりかはましか」

と再度この文章を読んで無理矢理納得してみました。

八方美人もまた問題か。

色々な人と話していたら、今迄八方美人でうまくやってるなーと思っていた人が、

結構周りの人に妬まれたりしている現実を目の当たりにした。

 

八方美人本人ではなく、絡まれている側が、「あいつうざい」と感じてることもあるという現実だ。

 

私はどちらかといえば、深く狭くの人間関係なので、広く浅くができる人が羨ましいと思っていたが、こちらの最善主義の本に登場する「完璧主義者」ではないが、

最善主義が道を拓く [ タル・ベン・シャハー ]

「完璧」な人付き合いなど存在せず、「完璧」に見えるものもまた、実は「完璧でない」ということに気づかないといかんなと感じた。

 

こんな捉え方が良いかと。

A:「Bさんは、誰とでも仲良くできていいですね。私もそうなりたいです。」

 

B:「いやいや、Aさん。私は色々な人と話しかけて、仲良くできていると思っているけど、もしかしたら嫌がられている可能性も否定できない。

積極的過ぎてもウザがられることもあるよ。

逆に、話す人を選択できているAさんは、相手が嫌がっているかどうかの空気が読める感性があるのかもしれないね。

私は、誰に話しかけるにも壁を感じないから逆に、うらやましい。」

 

誉められて謙遜したら、むしろ嫌われてしまう

先日、ある人に対して、純粋に好印象を持った。

なので、

「◎◎なんて本当にすごいですね〜」

と告げた所、

 

「いや、そんなことない。こんなの当たり前だし、自分なんてまだまだ下です。」

と謙遜された。

 

この時は何に対して誉めたのか、少し昔のことなので忘れてしまったが、別の例もあった。

 

着替えの部屋で相手の上半身を見て

「すごいマッチョですね〜(良い意味で)」

と別の人に言った時も

いや、そんなことない。こんなの当たり前だし、自分なんてまだまだ下です。」

的な返しをされた。

 

奢らない、自慢しない という意味では謙遜は非常に良いのだが、

言った側からすると、否定されてるだけだ。

「あなたはすごいですね」→「何言ってるの?そんなことないよ」

という流れである。

 

これは、こちらの本でも同じ事が書いてあった。

マンガで学ぶ心屋仁之助の「非常識」でコミュニケーションはラクになる P.58

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誉められた時は素直にありがとうとか、「そうでしょ!?」くらいまで言った方がむしろいいと感じた。

人に交渉する時の2つの必須事項

交渉事をする時の、交渉される側の気持ちで感じた事をまとめておく。

1.期限を切ってあげること

「あなたの納得いくまで考えていいよ」
とか、交渉をもちかける側なら(私なら)言いたくなるが
期限が切られてないで考えさせられる側になると、結構面倒だ。

迷う事に関して、期限がないなら、ずーっとそのままにしてなあなあなままでおわらせちゃっていいや とも思える。

「1週間考えてから、また聞くからその時返事を聞かせて」
とか言ってあげると尚よい気がする。
期限も決まってない上に、返事をする場も交渉を持ちかけられた側から作らなきゃいけないなら、非常にそれは面倒くさいことだ。と感じた。
よって
◎期限をきる
◎返事をする場を用意してあげる
と交渉を持ちかけられた側も、答えやすいし、悩みがいが出るのでは?

2.相互主義の精神を忘れない

要するに、「何が見返りか」をはっきり示してあげる事を忘れない。
仕事の話を持ちかけられて「お給料」が見返りであるならば、「お給料がいくらか」をすぐに示さなければいけないのに、
私が今回言われたのは
・仕事の内容
だけだった。

もしかしたら、交渉の初回でそこまでいうのは野暮?とか考えたのかもしれないが、私にはその仕事をする事によって、何が得られるのか?というのがあって、始めて「じゃあやろう」という材料になるのに、見返りを提示しないというのはおかしな話だろう。

たとえ仕事じゃない約束事だって
「おいしいラーメン屋あるんだけど一緒にいかない?」
が例え、デートを誘う目的であっても誘われる側の見返りは「おいしいラーメン」に一応なるわけで、
「一緒に飯食いにいかない?」
だと、誘われる側が「その人とのコミュニケーション」が見返りになると思えなければいかないわけだ。

まとめ

人にお願い毎をするときは、それをしたらその人にとって

1.何が得になるかを明示し
2.回答期限と回答機会を用意

してあげると、

「交渉される側に考えることを面倒に思われない」

と感じた。