先日職場に、営業が来た。
コピー機の営業だという。
内情を知っている側の私から考えてどうすれば売れたのか?
そもそもどうだったのか?
営業は、たまたま先頭にいたクタクタに話しかけて来た。
- コピー機を扱う会社の者だ
- 社長さんですか?
と言って、チラシを渡される。
営業したいのはわかるが、どう頑張っても、私に言われても無駄だ。
一従業員に過ぎない私にそんな権限はない。
たまたま責任者がでてきた。
そのまま話をする営業であったが責任者は
- コピー機はあるし、
- 買い替える権限はその者にない
と告げたら、営業は帰って行った。
どうすればよかったのだろうか?
確かに、当たってみなければ、結果はわからない。
その精神で行くのなら、今回の訪問は価値があったかも知れない。
ただ、どこ行ったって状況は一緒だろうし、ましてやコピー機のない会社など今時ない。
私は思った。
「うちには、何言ったって無理だろ。そんな必要がないんだから」
と。
それを踏まえてできること
最近の営業本をまとめると3つの傾向がある
- 必要としていない所にはいかない
- 必要と思わせるような言い方をする
- 話で強引にまるめこむ
だ。
ある意味、コピー機は、必要としていない所しかない。
いいたいのは、コピー機の「営業を」必要としている所はそうそうないだろうということ。
そういう意味では買い替えのタイミングの情報をゲットしたりすることが有力だろう。
飛び込み営業の際に、失敗するのは先に見越して、
名刺と自社製品の利点
だけ話して、「買い替えのタイミングには是非うちに連絡してください。」
が一番ベターな気がする。
もちろん、それも絶対ではないが。
仮に飽和状態の携帯電話を売るなら、「欲しい」と思わせる話し方が一番だろう。
だが、こと、コピー機は、個人の一存で変えられるものでもないから、欲望を煽るだけでは厳しい。
やはり、情報を発信していくことによって、「欲しいな」と思った人を囲い込むのが
スマートだとは思うのだが…、安易な結論しかでない。
この問題は良いキッカケだから、今後また考えてみたい。