ゴールデンカムイ1巻

宝探し!グルメ!民族知識 の3点セット 先が気になるマンガ ゴールデンカムイ 感想・レビュー

#2016.10.08 3〜8巻の感想追加

マンガ ゴールデンカムイ 感想

ゴールデンカムイ1巻

ゴールデンカムイ1巻

本日はこちらのゴールデンカムイです。

読んだキッカケは 暇だったから が発端になって TSUTAYAでやたら推薦されてたからです。このマンガが凄い!の2位かなんかに選ばれていたようです。

正直、見た目の印象やタイトルなどから、あんまり面白くなさそうだな〜と思って敬遠していたのですが、暇だったのでついに手に取ることにしてみました。

恐かったので、1巻しか最初は借りませんでした。

基本情報

2014年より週刊ヤングジャンプ連載

現在8巻

2015年度コミックナタリー大賞・第2位

このマンガがすごい! 2016」(宝島社)オトコ編・第2位

マンガ大賞2016」大賞受賞作

作者:野田サトル

ゴールデンカムイ1巻

ゴールデンカムイ1巻

感想

ゴールデンカムイ2巻

ゴールデンカムイ2巻

結局、今、2巻まで読みました。
面白かったです。
続きも気になりました。

話の筋

話としては「財宝探し」にあたるので、ワンピースと一緒の動機で物語が進みます。
ワンピースとは違って主人公の成長要素はあまり出て来てないので、弱者が強くなって行く話ではないです。

現実的に工夫をしながら闘う

ただ、出て来る相手に対して、主人公達の工夫によって見事に闘って行きます。
この辺はジョジョのスタンド能力に近い 工夫のバトルを感じる事ができます。

ただし、超能力とかは一切ないので、舞台が北海道ということで「アイヌ民族」の知恵とかを結構使って山で「サバイバル」しながらワナを仕掛けたりして闘って行く事が多いです。

敵には歴史上の人物が登場する

敵の正体と思われる人に歴史上の人物(新撰組)が登場してくるので、歴史交差の面白さが少しあります。

サバイバル食も魅力の一つ

かなりの割合で山でサバイバルしていて、獣を捕って食べるということがあり、料理のおいしさが伝わって来るのも、このマンガのメインの一つだと思われます。

食戟のソーマ的な「食」の楽しみもあるということです。
ただ、どちらかというと「サバイバル食」としての美味しい鍋料理がでてきたりするので、美味しんぼみたいに、うまさ追求ってわけではないです。

本作の独自性

これらのMIXが本作の独自性を生み出しているこの財宝探しをしつつの同じ財宝を狙う敵との戦い、そして山での空腹との戦いを避けるためのサバイバル料理、時折でてくるアイヌ民族についての文化知識 というのが交差して、物語が進んで行きます。

特に、北海道のアイヌ民族が登場してメインで活躍する話というのは今迄になかったポイントだと思います。

だからこその、アイヌ文化の詳しい解説が、日本人の通常の文化と比較されてでてくるので、興味をそそることになっているのではと思います。

読みたい衝動の本筋は財宝巡り

ストーリーに熱中する根本は財宝巡りの謎が知りたい欲求私は、やはり、「財宝をめぐる」物語の進行が面白く感じます。
グルメシーン、戦闘シーン は、それなりに物語をもりあげますが、そこに魅力はそこまでは感じません。

・財宝を得るには暗号化された地図を得なければ行けない。
・その地図を得た先には本当に財宝が待っているのか?
・財宝をそもそも隠したやつはどんなやつなのか?

この興味がこのマンガを止まらなくさせている原動力だと思います。

ちょっとしたコミカルなシーンもかなり楽しい

あとは主人公とヒロイン?の掛け合いが結構ほのぼのしてて面白く感じます。丁度「キングダム」の信とみたいな掛け合いにすごく近いです。

例えば、アイヌは動物の脳みそを生で食べる習慣があるので、アイヌのヒロインは主人公に「脳みそ生で食え!」っていうと主人公は気持ち悪がって「え〜!」みたいな反応をすると「食え食え!」みたいな感じでもっと押して来るようなシーンがあります。

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3巻以降、最新8巻まで読んだ感想

その後、最新刊迄読破しました。

ゴールデンカムイ3巻

ゴールデンカムイ3巻

本作の魅力は、宝探し(金塊探し)よりもむしろ、
主人公(不死身の杉本)と、ヒロイン(アシリィパ)と、囚人の白石の
面白コントになってきました。

ゴールデンカムイ4巻

ゴールデンカムイ4巻

これは鉄板ネタですが
主人公が、食事をする際に「ミソ」を付けて食べようとすると、
アイヌ民族でミソをしらないヒロインのアシリィパは

「それってウンコ(=アイヌ語でオソマ)だろ!」
「ウンコ(オソマ)はいらん!」

と頑に拒否します。

ゴールデンカムイ5巻

ゴールデンカムイ5巻

しかし、あるとき、ミソをつけて食べてしまうと、
その美味しさにアシリィパははまります。

しかし、ミソをウンコだウンコだと罵って来た経緯から、おいそれとくれとは言えません。
そこで、主人公の杉本がミソを取り出した際に

「ま〜た〜、杉本はオソマを付けてる!しょうがないなぁ〜」

みたいな感じで、なんだかんだミソをつけて食べます。

ゴールデンカムイ6巻

ゴールデンカムイ6巻

このやり取りが定番になってきて、暗に要求してくるようになるのですが、
その会話がおもしろい!

他にも、アシリィパさんは、動物のウンコをいじるのが好きだと言う件があって、

「これは!見ろ!杉本!!!!」

とアシリィパがいうと杉本は

「この驚き方はウンコかな?ウンコだよな?きっとウンコだよな?」

みたいな感じで心で予想していると
やっぱり、ウンコネタだったりします。

これもちょいちょい出て来る鉄板ネタ。

ゴールデンカムイ7巻

ゴールデンカムイ7巻

囚人の仲間になっている白石という坊主頭のやつがいるのですが、
いつも失敗ばかりするという定番もあります。

これも面白い。
何かやるたびに、失敗する。

うなぎみたいなつるっとする魚を捕まえた後に、仲間から

「絶対話すなよ!絶対、絶対だぞ」

という注意にも関わらずやっぱり、逃げられてしまう(笑)

そして、逃げられた動物に頭をかじられるというのがお約束。

ゴールデンカムイ8巻

ゴールデンカムイ8巻

こういった、コミカルな所が、私的には、正直、「宝探し、グルメ、民族知識」の本筋を超えて、本作の最大の魅力になってます。

下ねたに詳しい敵と仲良くなってアシリィパが

「チンポ先生!」

と尊敬するくだり、ばかばかしいですが、面白いです。

こういった、和気あいあいの楽しいネタを考えられる著者は天才ですね。
お笑い芸人にもなってコント作家とかやっても成功するんじゃないでしょうか。

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