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まんがでわかる 絶対成功! ホリエモン式飲食店経営 感想・レビュー

はじめに言っちゃいます。

すごいよかった。買ってよかった。満足感すごい。

 

というのがこちら、今回のレビュー対象

まんがでわかる 絶対成功! ホリエモン式飲食店経営 ~『サラリーマンは300万円で小さな会社を買いなさい』外伝~(1) (モーニングコミックス) ・感想・レビュー

です。

 

今回はKINDLE版を購入。

ホリエモンの本は全体的に好きで、ゼロとか数冊読んでどれも良いなと思ってはいます。

 

直近では、芸人の西野さんと共著した書籍も購入しましたが、こちらはちょっと外れた感がありました。

 

さて、本書ですが、

定年退職後に退職金で飲食店を始めた主人公の喫茶店に、ホリエモンの妹という設定のコンサルタントの女性が来て、いろいろ助言して成功していくというストーリーです。

よかった理由

何が良かったかって

1.問題発生

2.こうやって解決しましょう。なぜならこうだから

 

というこの2つが小気味よく進んで行ったことです。

内容も参考になることばかりだし(別に飲食店でなくとも)、今までのホリエモンの書籍とはそんなに内容としては被らない気がしました。

 

問題発生し、「確かにそれってよくあるよな。そんなのどうやって解決するんだよ」と思うのを1個1個、それなりに納得できる形で解決していくので、

 

そういうの知りたかった!

 

っていう欲が満たされた気がしました。

満足度が高い買い物でした

値段も別に高いわけじゃないし、漫画だからすごく読みやすいし、久々にすごく満足度の高い書籍の買い物になりました。

キンドル版↓

楽天で書籍↓

誰よりも売る!アポ取りの達人 法人営業編 渡瀬謙 感想・レビュー

最近、営業・集客のハウツーを再び読むようになった。

ということでこちらのレビュー

誰よりも売る!アポ取りの達人 法人営業編 渡瀬謙 感想・レビュー

こちら、シンプルで良かったです。

営業において、どうやって、他者と約束をとったり、きっかけ作ったりするのかってことに今、すごく興味があるので購入しました。

ニーズの確認は大事

中でもニーズを確認せよ!
ということが記載があるのですが、これは案外忘れがちで大事なことだと思えました。

寄付を道で求められると

確かに、いきなり知らない人に声かけられて、(私ならよくあることなのでが)、

貧しい子供への署名活動です。お願いします!

と言われます。
ボランティアなら、しょうがないか。といきなり来られたので、嫌々サインすると、そのサイン欄のとなりに寄付金額を書く欄が。

なんだよ、金とるのかよ!ちゃんと説明してよ。

と器が小さいながら思います。

最初にニーズ確認は大事ですよね

この例では、要するに向こうの欲しいことを押し付けてきますが、
まず、

「貧しいこともを救う手助けをしたいと思ったことありませんか?」

と聞かれて、もし「お、たまには手伝うか」
とでも思った人になら

「では、こちらに署名を。できたら寄付もお願いします」

というのはナチュラルですよね。

合致する人は少ないけど、ちょっと聞いてるだけだから負担も少ない

確かに、最初の質問で合致しないと、スルーされちゃいます。
ほとんどの人にスルーされちゃうけど、でも合致すれば、必ず話は聞いてくれる。

あとは、最初の質問をどう工夫するか次第で、もう少し上手く行きやすくなるのではないだろうか。

こんな感じのことを考えさせられた本書。

非常に良かったと思います。

感情に突き刺さるコピーの作り方(5) 感情移入の条件

今日のリオオリンピックのニュースで、萩野選手が金メダルを取った。
母校の生徒にインタビューすると

「自分が金メダル取ったかの用に嬉しかったです!」

というようなコメントをしていた。

これは、確実に「感情」に訴えかけている良い例だ。
なんの条件が重なると、感情移入しやすくなるのだろう?

(1)珍しい大会だった

オリンピックと言う舞台、これは4年に一度しかない。
もし、この大会が毎週やっている物であったら…おそらく母校の生徒は、そこまで「やったー!」とはならなかったに違いない。

甲子園で優勝するから「うわーっ!」となるわけで、草野球の1回戦に勝っても見てる人は「所詮草野球でしょ」で終わってしまう。

じゃあ、珍しければ感情移入するのか?
そんなことはないはずだ。

なぜなら、私は嬉しくない訳ではないが、ニュースで聞いた時に「あ、よかったね。」程度だった。珍しいことは一つの条件ではあるが、もっと大事なことがあるのではないか?

(2)共感できる相手だった

同じオリンピックなのに、クタクタは感情移入せずに母校の人は感情移入する。

それはおそらく「萩野選手」をどれだけ知っているか?にかかってくるのではないか。
母校の生徒だから、親しくはなくとも「同じ学校繋がり」で親しみは覚えている。

誰しも自分の学校から有名人がでれば、親しみを覚えるし、
自分と同じ物を持つ人には好感を感じやすい。

同じ誕生日だと言うだけで好感を持つ。

自分の子供が出場する少年野球の試合に、親は自分のことのように応援するだろう。
別に少年野球の試合でなくても、学芸会の演劇でもそうだ。

どうも、クタクタには、感情移入しやすい相手というのは「共感できる要素が大きい」相手という要素が大きい気がする。

もちろん、自分の子供が出てるからって、少年野球の練習でまで興奮する人は少ないだろう。学芸会の演劇の練習でも興奮しない。それが「本番」だから熱くなる。

そう言う意味で(1)の珍しいという要素も必要であるとは言える。

歴史を知ってもらう中に共感要素があるかもしれない

あるマンガ等でも、主人公の人となりを知って初めて「がんばれ!」と応援したくなるものではないか?

ドラゴンボールで悟空が歩いて来た道のりを知るから、「突然出て来た敵」に負けて欲しくないと思える様になる。

だが、もし「突然出て来た敵」の壮絶な人生が語られた後で、悟空と対決したとしたら?

もし、「突然出て来た敵」の壮絶な人生がえらく共感できるものだったら?

どっちを応援するのだろうか?

物語としては面白くなる要素の一つではあるが、感情移入としては、どっちつかずになるかもしれない。

共感できる要素を作って、語れば感情移入されやすくなる

要するに感情移入されるくらいまでの対象となるには、「共感できる要素」を知っておいてもらわなければいけない。

萩野選手の母校のインタビュー受けた人は、詳しく見てないけど、もしかして「水泳部」の人だったのかもしれない。

いかに萩野選手の母校といえども、「鉄道部」のオタクにインタビューしてたら?

 

まるで、これは自分の事だ!
と思わせるには、その相手が共感できる物が多くあればそれだけで感情移入してくれやすくなるのではなかろうか?
(同じ学校の水泳部の先輩=仲間 と感じるのかもしれない)

 

 

感情に突き刺さるコピーの作り方(4) 仕方なくYESという例

商売は結局の所YESと言わせる行為だ。

仕方なくYESと言わざるを得なかった例を見つけたので記載する。

警察に質問をされる

集合住宅に私は住んでいるのだが、警察がいた。
その階段を上ろうとした時に、呼び止められて「お宅はどこにお住まいで?」といきなり聞かれた。

警察の制服を着ていたので、面倒なこと言われると嫌だと思い、素直に答える。

「●●号室ですか。この情報とお変わりないですか?」

と言われたので、(なんでお前にそんなこと言わないといかんねんと思いながらも)見せられた情報通りだと伝えると

「何かありましたら●●警察までご連絡ください」

と言われて終わった。

 

いかに警察といえども、通常伝えるべき情報がないと「失礼な奴」でしかないが、権力に逆らえないという前提があるので仕方なく答えただけの話だ。

通常ならこうすべきだ

通常なら「私、●●警察の●●という物なんですが…」といいながら、証明するバッジを見せたりする。

次に

「最近▼▼で▼▼だということがあって1軒1軒話を伺ってるんです。」

「お宅はどちらにお住まいなんですか?」

が最低限の言い方だろう。

「Yes!」を引き出す7つのトリガ- [ Granger,Russell H. ]

では、「権威」はYesを引き出すための感情のトリガーとなる。という。

権威の力は強制的に行動させる

事実、私をコントロールしたこの警察は「権威」の力のみでそれを行ったと言える。
この人が、制服を着ない状態で同じ質問を投げかけても、

「あなた誰ですか?なんなんですか?」

と言って質問には答えなかっただろう。

権威のトリガーは背中を押す力はある

集客においても「こんな凄い人が言うなら!」みたいな理屈じゃない部分に訴えかけることは大事だが、興味がない人に興味を持たせる感情を生み出せる訳ではないと思う。

あくまで権威のトリガーは、興味がある物に対して「凄みを増す」効果はあるが、興味がない物をある様にはできない。

お茶協会TOPの全国お茶トーナメント選手権1位が開発協力したお茶

があったとしても、お茶を飲みたい時の選択肢としては、強い力を発揮するが、家にいる人に存在を示しても「別に今お茶必要じゃないし」で一蹴されてしまうことだろう。

集客では欲しいを生み出すのが大事

私は、集客で一番大事なことは「欲しい」と思わせることだと思っているので、それぞれのトリガーが、どのような場面で効果を発揮するのかをきちんと認識しておくことは大事だと思う。

今後考えて行きたい物だ。

もうくるなと言われる営業

感情に突き刺さるコピーの作り方(3) 感情が動かされる例

感情が動かされる例

感情が実際に動かされる例を上げて行きます。

(1)約束をやむを得ない理由で断る

(1-1)不審が拭えぬ断り方

A:家の都合で23日の約束、守れないかもしれません。すみません…。

B:…しょうがないね。(なんだ家の都合って…?)

(1-2)もやもやする断り方

A:家族が調子悪くて、23日の約束、守れないかもしれません。すみません…。

B:…しょうがないね。(なんだ家族の調子って…?)

(1-3)気持ちが動かされて受け入れられた断り方

A:母親が脳梗塞の手術を受けてからまだ調子悪いみたいで、23日の約束、守れないかもしれません。すみません…。

B:…(ええっ!脳梗塞!それは大変だ。)しょうがないね。

(1-4)別の気持ちが動かされて受け入れられない断り方

A:母親がかぜで調子悪いみたいで、23日の約束、守れないかもしれません。すみません…。

B:…(かぜぐらいで来れないんかい!)しょうがないね。

(1-5)感じ方の違いの理由

(1-1,1-2)が受け入れづらいのは、「家族が調子が悪い」「家の都合」と抽象的表現のため、場面がイメージできない。イメージできないものには感情はわかない。

(1-3)は、「脳梗塞の手術」=大事である とイメージできて、「大事」=大変・驚き・心配 の感情が誘発されたものと思われる。

(1-4)は、逆に「かぜで調子悪い」=たいしたことない とイメージできて、「たいしたことない」=がっかり・自分の優先順位が低く扱いが良くない→悲しい・イラつき 等が想定される。

抽象的表現ではイメージが誘発されず、例え具体的でも実際に感じて欲しい感情にマッチしたものが誘発できないと、思った様な感情が誘発されない。
(具体的に言うことは、抽象的に言うことに比べて何らかの感情を誘発はするだろう。)

(2)クリックしたくなる文言

実際にあった広告(⬇)

もうくるなと言われる営業

もうくるなと言われる営業

実際にもう来るな!と言われたことのある人は、きっとこれを読んでその時のことが思いうかんで「怒り」「恐怖」などを誘発すると思われる。

逆に言えば、その経験がない人には少々弱いフレーズ。

(意味はわかるが、実際にいわれたことでないと、その感情迄は誘発されないだろう。例えば、野球のキャッチボールってクタクタには「快感」「楽しい」のだけども、もし、キャッチボールしたことない人が、「キャッチボールでボールを投げて狙った所にバシッと収まる投球 身につけられます」と言われても、意味は完全に理解できるけれども、「狙った所にバシッと収まる」時の快感は誘発されないだろう。)

理解できることでも体験したことない物には感情をイメージしづらい。

(3)代弁してる感じを無意識に感じる

Facebookで見つけたシェアの記事。

誰が東京自民のドンって?超小物クンじゃん

誰が東京自民のドンって?超小物クンじゃん

クタクタは、事前にこの方が、新都知事「小池百合子」に対して、冷たい態度を取っているニュースを聞いていた。(詳細はこれね。)

このニュースにクタクタは「冷たいな!酷いな!傲慢だな!」という感情を抱いていた。

そこへこのフレーズ

「誰が東京自民のドンって?超小物クンじゃん(笑)」

クタクタの言いたい様な、「批判」をしている記事を見て、「そうだそうだ!」「良く言った」「クタクタの考えは間違ってないってことだね!」という

批判したい欲求
自分が間違ってない確認欲求
共感に嬉しくなる欲求

が反応した。そういう感情がでた。

当然、事前にニュースを見てなければ「何のこと?」となるが、これは第一回目で述べた所の「予告編を見ている」状態ということだ。

共感できるフレーズにはその共感内容と同じ感情をイメージさせる力がある。
(もし、世界には戦争があって悲しい!というのを訴えるフレーズに共感すれば、きっと感情は「悲しい」になるだろう)

例を通して考えうるまとめ

抽象的表現ではイメージが誘発されにくい。

具体的でも実際に感じて欲しい感情にマッチした具体性が必要。

経験したことないことは、理解できても感情がイメージとして出てこない。

共感は感情をイメージさせる

そうかだからメンタリストが書いた書籍の「影響力の心理 [ ヘンリック・フェキセウス ]」で、

ありがとうを言う時は、その理由をつけた方がいい
(例)コップ取ってくれてありがとう

というのは、何に対してかを言うことで、具体性が増し、感情のイメージが引き出し易くなるからなのか。

いくら、それまでの経緯で「ありがとう」と言われても、ただ「ありがとう」よりは、
「週に1回は当店で買い物していただき、さらにはチップ迄もらってしまってありがとう」

の方が、
「お客として、頻繁に利用してくれていることが嬉しいんだな。だから言われて私も気分がいいよ。」
となりやすいが、単に
(商売の後に)「ありがとうございました〜」
と言われて、終了するのでは、「まあ、買い物したから決まり文句と礼儀の意味で言ってるんだな」くらいにしかイメージされないからだと思えた。

「もうくるな」と言われる営業
よりも
「お前みたいに人の都合も考えずに強引にトークをする営業はもうくるな!」
の方が、
より、文句を言っている人が「怒っている様」がイメージできる。(なぜなら、そのシーン(強引にトークしている)が一般的には不快なことであるという認識が高いからだ。)

やはり、人に感情を起こさせるには、その感情がわき起こることが想像される「行為や事象」を具体的に説明することで、それを聞いた人にも同じ感情が怒ることが予想される。