しくじり先生3時間スペシャル 資本論著者 マルクスのしくじり
たまたま見た番組であったが、
(5月2日のしくじり授業は 学校嫌いなのに教師になって生徒に迷惑かけちゃった米村でんじろう先生 & 話題作りでウソついちゃった おさる先生 & しくじり偉人伝 “カール・マルクス”)
最高のプレゼンテーションだと感じた。
そこから、人に興味を持たせるには何が必要なのかを考察したい。
尚、しくじり先生は以下の感じでDVDとかでてるらしい。
しくじり先生 俺みたいになるな!! 第1巻 [ 若林正恭 ]
しくじり先生 俺みたいになるな!! 第2巻 [ 若林正恭 ]
しくじり先生 俺みたいになるな!! 第3巻 [ 若林正恭 ]
しくじり先生 俺みたいになるな!! 第4巻 [ 若林正恭 ]
しくじり先生 俺みたいになるな!! 第5巻 [ 若林正恭 ]
興味がない理由
テーマは「マルクスの資本論」。
これは興味が出ない。
「資本論?難しそう。つまんなそう。何の役に立つの?」
これに対して、どう興味を持たせるのか…?
マルクスのプロフィール編
・出身
・親の職業
・名門学校卒業
・世界経済に大きな影響を与える!
ここまでは一瞬だが、たいして興味もわかなかった。
ザザザっと上記を説明した後で
有名な本「資本論」を出していると説明
当然、まだ資本論に興味はない。
資本論編
そこで先生役のあっちゃんは
興味ないですよね?
私も経済学部にいましたが、選択しませんでした
と「我々視聴者、一般市民と同じだ」とワンクッション入れた。
でも「わかると面白い」とのこと。
とりあえず、「ふーん。面白いのかぁ。」とそれだけ。
あっちゃんは他にマルクスが出した4冊の本のタイトルを列挙
私はまだ何がなんだかはわからない
しかし、ここであっちゃんは…
これらの本の内容を2行に要約した。
というのがこれらの本の内容だと言う。
以降、基本的に資本論の内容について説明はない。
不思議なのだが、本の内容はほとんど説明せず、しかしマルクスおよび資本論について興味が出ている。
そして現在も、再び読まれ始めておりその理由は
・皆が幸せじゃあないから
だという。
この辺迄くれば、結構興味がでてくる。
なぜ、私は興味を持って来ているのだろう
「自分にも関係してきそうだから」
かなぁ。
正直、ここまででのマルクスのプロフィールなどはそんなに興味を持たせる要素ではない。
ただ、本書が
「だから、皆も読み始めているんだよ」
と言われたから、じゃあどんなのだろう?となってきている気がする。
資本論を皆読んでるよ編
人類史上最も読まれた本は何か?
あっちゃんは言う。
答えは聖書。
しかし、資本論は聖書の次に読まれている本だと言う。
まじか!
そんなに皆に認められてるのか!
とちょっと中身がきになる私。
やはり、「皆がやってますよ」ということのパワーはかなりの物なのか。
ことに本書は、史上2位で読まれているというのなら、私も知らないのは恥ずかしいとまで思ってしまった。
しかし、ここで言いたかったのはどうやら
そこまで読まれている(ファンがある)本ならそれを実行する人がいるということだった。
ここでの例えは、ハリーポッターでコスプレしちゃう人がいるとかそういう話でわかりやすい。
それと同様に本の内容を実行した奴がいるというのだ。
そして国ができた。
ソビエト連邦という国だ。
平等な社会を目指す国で
ソビエト=評議会 の意味
連邦=国の集まり の意味
あっちゃんは言う。
興味ないと言っていたが、こう考えたらどうか。
それに影響された人が国を作った。
そうしたらその国に行きたくならないか? と。
しかし、そのソ連は今崩壊している。
それはなぜなのか?
その理由は今日わかる!
というのだ。
これは上手い。
こういう言い方されると最後迄みたくなる。
なぜだろう?
(2)これを見れば謎が解けるよ と言っている
やはり、(2)はでかい。
この話を聞くと何がわかるのか。
もちろん、いきなり
ではソ連に興味がない人は見ない番組だろう。
だが、ここまでの流れでソ連ができた流れを理解した。
平等な社会を目指したソ連。「それなのに」崩壊している現在。
そこまで理解して来たから気になるのかも知れない。
マルクスのしくじり編
そして話はマルクス個人の話に移る。
実はマルクスはニートで、浪費家だった。
どのくらい浪費家だったのかの具体例で教室内の笑を誘う。
その人間としてのクズっぷりをたくさん説明。
例えば、友達からお金を借りまくっていたとか、そんな話。
こういう話をされるとマルクス自体に愛着がわく。
もし、この内容がマルクスは真面目だった ならどうだろうか。
普通だ。
やっぱり、人と違うから、なんでそんな奴が?みたいな気になり方をする。
クズだから、クズなのにどうして?と思う。
人と違うことをした説明をすると、人の興味を引くのかも知れない。
よりも
の方が、まだ、「なぜ公務員を辞めたの?よく倒産して復活したね?」
と思って気を引くのだろう。
こんなのは説明の仕方にかかってくる訳だから、
以降も楽しいプレゼンが続くのだが、ここまでで充分興味を引く要素があったはずだ。
それを改めて考えたい。
どうしてこのプレゼンの冒頭で興味を引かれたのか考えた
(1)つまらない、難しいという部分を認めた
これは大きいと思う。
まずは、一緒に、これは難しいんです。私もそう思う。
と言って入って来た。
大学の授業でつまらないのは、きっと当たり前に説明するからだ。
でも、「今日の授業はつまらないんです。私もそうでした。だからこうしました。」
みたいな感じで言われるだけで、「お!面白いのかな?」と期待させる。
事実、資本論などの中身に関しては
「お金持ちと貧乏な人の格差社会をなくそう」
しか出てこない。
(2)あなたにも関連がある。皆がやってると言う
↓
なぜそうなのか?
↓
それは、現在格差社会が広がりつつあるからだ
この流れでワーキングプアのクタクタには、それは大きなテーマで自分にも関連あるかも と思える。
そして、「資本論は世界で2番目に読まれている」
でそんなに有名なら中身が気になる と思える。
自分に関係があって、皆も気にしている。
こういう表現は興味を持つ。
と言われるプレゼン冒頭と
そんな趣味を皆さんに紹介したいと思います
と言われるのだとやっぱり後者が良いと思う。
まとめ
プレゼン自体も面白いから、全部分析したいけど、結構疲れるので、今日は
相手に興味を持たせる話し方はどんなのかという焦点で考えてみた。
結論は
(2)その上であなたに関係がある と示す
(3)他の皆も興味を示している と示す
この3点を冒頭に持ってくるのが興味を持たせる説明につながるのではないか?
と考えた次第です。
もちろん、あっちゃんの話は
わかりやすい
のが大前提にあるけど、いかにわかりやすく説明しても、「聞く気」にならないと意味ない。
何か1個考えてみる。
肩が凝った経験もない人もいるかもしれない。
でも、実は世の中皆、肩こりの可能性が高い。パソコン、スマホそんな現代文明、肩こりじゃない方が難しい。
そんな中、今多くの人から支持されており、また私も信じている肩こりの対処法がある。医学的な話は、実は細かく言うと難しい。
だから私は、誤解を恐れずに、わかりやすくに言うことにした。結論から言うと最高の対処法は「筋トレ」だ。皆、運動はやりたくない。
できれば楽して健康になりたい。
それは私にも良くわかる。だからこういい直す。正確には筋トレではなく
「自分が動いて行う筋肉ほぐし」
が必要なのだと。それではまず、この方法は次の考え方に基づいてなりたっている…
みたいな感じどうかな?
結構自分で書いてて悪くない気がした。