物を頼む時はこう考えろ!相互主義の精神の大事さ

知人の一人に、いつも自分が困った時の質問しかしてこない人がいる。

「パソコンの調子が悪いんだけど、どうしたらいいの?」

とか、そんなのばっか。

 

私は毎回思う。

「私はカスタマーセンターじゃない。」

 

彼には相互主義の精神がかけているんだと思う。

 

お金と感情と意思決定の白熱教室 ~楽しい行動経済学の世界~ 第二回 あなたが人に流される理由 レビュー より

 人に何かして欲しい時はどう言うだろうか?
 「お手伝いしましょうか?代わりにちょっと手伝ってくれませんか?」じゃないだろうか?
 これこそが相互主義の精神であるといえる。
 こちらはやりました。あとはあなた次第。

 

相互主義についてはこちらをみると良いかも。

忘れてしまったけども、何かの本に

「人は過剰に恩を着せられたくもないし、過剰に借りを貸したくもない」

という旨のことが書いてあった。

 

人に頼るのは、相手を助けてあげたいという心を刺激するので決して悪い事ではないが、毎回「助けてくれ」では平等に感じない。

 

逆に、毎回助けてもらってばかりでも、「いつも助けてもらってばかりで悪いなぁ」という気持ちになり頼むのがきまずくなるものだ。

 

しかし、彼は「いつも助けてもらってばかりで悪いなぁ」と思いこそすれ、相手にも何らかのメリットを与えなければならないことに気づいていない。

 

残念ながら人はその人が特になるから行動するのだ。

綺麗な人に何かを頼まれれば、喜んで助けたくなるし(仲良くなって、付き合えるかもと思うからかもしれない。)

 

有名人に何かを頼まれれば、喜んで助けたくなる。(大好きな芸能人に助けてと言われれば、無償で助けたくなる物だろう。そこには、その経験を他人に自慢できるとか、サインがもらえるかもとか何かある)

 

だから、人に物を頼む時には、嘘でもせめて「今度お茶でもおごるよ」くらいのことは言うべきだと思う。