書籍レビュー

カリスマブロガーの考え方が変わる本 悩みどころと逃げどころ | 感想・レビュー

ちきりん本の決定版 悩みどころと逃げどころ レビュー

本日は、人生の自己啓発系の本のレビューになります。

 

購入のきっかけ

私は、ちきりんさんのブログのファンの1人です。

ちきりんさんとは、有名なブロガーで過去に本を何冊かだされています。

例えば 斬新な「マーケット感覚」についての本

例えば、この本なんかは、斬新な感覚である「マーケット感覚」という考え方を提唱されています。
マーケット感覚を身につけよう [ ちきりん ]

マーケット感覚というのは、物の価値を見極める感覚で、こんな感じで説明されてたような気がします。

「新幹線のライバルは?
出張サラリーマンにとっては、飛行機?でもなく、今や「スカイプ(オンライン映像付きの電話)」です。
なぜなら、スカイプがあれば、新幹線を使って出張する必要がなくなるから」

みたいな、そんな感じの価値を見極めるのが「マーケット感覚」で、私には斬新に思えました。

最近は日記みてなかったのですが…見ました。

話は戻って、そんな斬新な考え方をするちきりんさんの日記を久しぶりに見てみました。

私は元々、ちきりんさんの「自己啓発系」の記事が好きで、それを読んでいました。
最近の記事は、ちきりんさんの肩書きの「社会派ブロガー」らしく、

社会問題とかについて取り上げられてることが多かったため、見なくなってました。

久々に見たら新刊発売の告知が!

それで、久しぶりに、見てみたのですが…

「新刊が発売される!」

と日記にて告知されてました。
ええええ!どんなのだ!!

と私は非常に気になり、見てみると

プロゲーマー梅原さんとの対談本

プロゲーマーの梅原さんとの対談であるというのです。

梅原さんについては、あまり知らないのですが、
内容が自己啓発系であるような告知の仕方であったので、

Kindle版ですが、早速購入しました。

値段が1000円以内なのは非常にうれしいです。

私が消費行動に至った条件はこれだ

思うに、

  • ちきりんさんの書籍
  • 自己啓発系の内容
  • 1000円未満
  • 電子書籍である

この条件が満たされた瞬間に購入を決めていました。

  • ちきりんさんだから面白いに違いない
  • 値段が安いから買う気になる
  • 電子書籍だから思い立った瞬間の気持ちのまますぐ買える

こんな思いですね。
大事なのは読む価値がありそうだ!と思わせる事。
私にとってそれは、この条件(1000円未満でちきりんさん。ジャンルは自己啓発)で充分だということのようです。

書籍レビュー

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内容 ちきりんさんの意見は今迄と変わらない

さて、肝心の内容ですが…
あんまり、本書に出て来る知識が参考になったとは感じませんでした。

なぜって?
ちきりんさんの考え方は過去の書物でだいたい把握していたからです。

だから、ちきりんさん的には私が目新しいと感じる事は少なかった。
考えが変わってる方がおかしいので、当然っちゃ当然の感想です。

読み物としてめっさおもろい

しかし、書籍は読み物として非常に面白かった。
それは、対談相手の梅原さんとちきりんさんの意見が大分異なっていたからです。

例えば、ちきりんさんが、

「意見は、やれやれ〜って煽った方が良いよ。
そのくらい言わないと誰も動かないし、そもそもやらない人はやらない」

という旨のことを言うと
梅原さんは

「いや、無責任なことは言ってはいかんよ」

というような返しをする。

梅原さんのエピソード話は納得感しかない

梅原さんは、経験から導きだした意見しか基本的には言わないのだけど、
彼がなぜそう思うのかについて、必ずそれの元になったエピソードがあって、
非常に納得させられる。

梅原さんの話も読んでてすごく面白く感じた。

自分(クタクタ)も対談に参加して、自分の意見をいいたい気持ちになった

本書を読んでいて一番感じたのは、
私(クタクタ)もめっちゃ言いたいなー と思うシーンが多かった。

それは、反対したいのじゃなくて、
二人が対談して意見を言い合っているのをみて、
じゃあ、自分は普段講考えてるけど、どう?

って、純粋に好奇心が湧いた感じ。

考えさせられるのが本書の特徴…かな?

今迄のちきりんさんの書籍では

「へー、そうなんだ。すげー!」

だけだったけど、

今回は、
私は、そのことについて、こう思うんだけどなぁ…
がなぜか多かった。

学校って行く意味あるのか?

例えば、学校って行く意味あるのか?という話で
すげーざっくり言うと

ちきりん「自分のアタマで考える力を養う場所なのにそうなってない。だから行く意味ない」
梅原「自分にはなかったけど、行った方が良い」

みたいなことを言うんだけど
私は

「あるでしょ。ない訳ないでしょ。」

と言いたかった。

教育とは詰め込み…受け売りだけどそれが言いたい!

先日読んでた
ドラゴン桜 全21巻セット [ 三田紀房 ]
の中の数学の鬼教師の言葉を主旨を引用すると

「真の教育とは詰め込みなんです。」(なぜなら、知識があって初めて考える材料になるから)

的な事を言うんだけど、
それを聞いて、もっともだと思っていたクタクタ的には、

ちきりんさんの

「考える力をつけるべき学校でその力がつかないんなら行く意味ないでしょ?」

の考えに対して

「だからって、その土台になる知識がなければ、考える材料すらなくなっちゃうでしょ?
ちきりんさんは頭いい(自分で考えようと思えた人)だから良いけど、
私みたいな人は、それすらなかったら、何も考えられなくなってたかもだから」

と非常に思う。

ロマサガで言いたい事を例えると

果たしてこの例えがわかりやすいかは不明だが、
この間迄結構見ていた ゲーム「ロマンシングサガ3の実況プレイ」だと、

ロマンシングサガは、ストーリーを自分で作って行くRPGゲームなので、
オープニングの固定ストーリーが終了すると、誰も「こうしろ、ああしろ」とか行ってくれない。

(有名なドラクエなら、ゲーム開発者がストーリーを用意していて、基本的にストーリー側がプレイヤーに働きかけ進行する。)

自分で目的を考えてプレイしていく。

子供のときは…すぐ辞めた

私が子供の頃プレイしたときは、何をすればいいのかわからなくて、
最初のイベントが終わって、一通り行ける町を行ききると、
もうやる事がなくなる。

んで、

「よくわからん。やーめた!」

でほとんどプレイできずに終了していた。

実況プレイをみたら、楽しさがわかった

でも、「ロマンシングサガ3の実況プレイ」で他人のプレイの仕方を見てたら、

えっ!そんな感じで次の場所行くとか決めてんの?

とか、

そうやって情報集めてるの?

とか、

このゲームってそうやって楽しむんだ?

ってのがわかった。

そしたら、自分も自分なりにそういう目標とか立ててみて、ロマサガ3を
もう一度やりたいなと思えた。

多分今度は、全部自分で考えて行動できると思う。

学校も似てるんじゃないかな?

私は、学校はこれに近い効果があると思う。
そもそも、学校に通うだけで、他人との交流があるから、
他人がこうやって生きてるんだってのが少しわかるし、

一般常識を詰め込みでも頭に入れてなかったら…

高校で公民の授業ならってなかったら、
社会に興味のなかった私は、三権分立とかおぼろげながらでも知らなかっただろうし

そうすると、ニュース見ても政治とかますますわからんだろうし、
(ま、今でもわからんけど)

とりあえず、わからないなりにも、詰め込みでも後々本当に勉強しよう!
と思えた時に大分違うと思うのですわ。

クタクタは無知だと言う話

「内閣総理大臣」を全く知らないのと
「授業で聴いた事ある。詳細は良く知らないけど偉いんだよね!」
だと、絶対に大きな差があると思う。

正直、私は「総理大臣」と「首相」ってなんか違うの?って思うし、(同じ?)
「総理大臣」と「大統領」は違うってのは知ってるけど、
どう違うのかは、昔調べたけど忘れちゃったし、みたいなレベルです。

だから学校行くべきなんじゃない?

でも、学校で「総理大臣」って単語習ったから、がんばって必要な時には調べられるけど、
もし、「総理大臣」自体を聞いた事なければ、かなりしんどくなっちゃう気がするんだよね。

だから、学校には行くべきだと思う。
もちろん、狙いがあって「オレはいかない!」っていうなら、別にそれはそれで構わないけど。

知識がどういう形で生きるかなんて誰にもわからない

どこでどんなことが活きて来るかなんて
誰にもわからないんだから、
本書で梅原さんが言ってた

「その勉強がどこで役立つのかを教えてくれてればもっと興味をもって勉強したのに」

っていうのは、結構難しい注文なんじゃないかと私には思える。

正直言うと、それは同じ意見を私も思う。

海外で日本について言えなかった自分は恥ずかしかった

「海外行った時に、自分の国について言えないと恥ずかしい」

と私は外人と喋ってて感じた事がある。
その時、

「もっと日本史とかしっかり勉強すれば良かった。(そうすれば外人に説明できるから)」

と感じたが、

学校で教える勉強は多過ぎるわけだから

一個一個どこでどう活きるからやりなさい!

なんて、言うのは非常に難しい。
さらに言うと、説明しても、興味を持つかは疑問だ。

英語が役に立つと思えたのは自分が留学すると決まったから

英語が役に立つのは元々知ってたけど、
中学での英語の勉強に気合いは入らなかった。

だけど、自分で留学しよう!と思えた時に始めて
積極的に自分で勉強したりしてるし、
今だって勉強を続けてる。

本書の中であった

「先生も学生に興味を持ってもらう様に努力すべき」

的なのは、私も賛成だけども、

学校にできることは、詰め込める情報を詰め込んであげて、考える素地を作る事なんじゃないかな?
というのが私の意見。

いかんいかん。言いたいのは、こんな感じで自分も参加してる感じになるってことです

おっと、話は逸れて、
言いたかったのは、
こんな感じで自分の考えを言いたくなる。

同じテーマについて考えさせられる、
自分が対談に参加してる様な心持ちになる

そんな本でした。
多分、そういうのが狙いで本を作られたんじゃないかと言う気もする。

悩みどころと逃げどころ [ ちきりん ]

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