これが後悔しない、やりたいことの見つけ方だ

この記事を読んでいるという事は、あなたは、

「何の仕事に就いてよいか?」悩んでいる学生でしょうか?

「いったん働き始めて、これじゃなかった」と思い、何か別の仕事を探している学生でしょうか?

私もそうでした。

私は、そもそも学生の時に「やりたい仕事」なんてありませんでした。

私の考える後悔しないやりたいこと発見方法を説明します

そんな経験を元に、今たどり着いた場所から見てみて、この結論に達しましたので、その方法をお伝えしたいと思ってます。

少しでも、上記のような悩める方への手助けになればと思ってます。

結論:色々な経験をして「これで良い!」と思うものに出会え!

まずは、結論から言ってしまいます。

納得いく仕事の選択法(やりたいことの見つけ方)は、理屈ではなく、感情です。

あなたが、役に立つ、すごい!、ああなりたい などと「心から」感じたものに対して、「これやりたい」と思う事でしょう。

そのために、あなたは色々なことを経験して、それを見つけなければいけません。

こんな感じが感情でみつかる瞬間

もしかしたら、

  • アルバイト中に、すごい仕事のできる上司をみて、「かっこいい!ああなりたい」と思うかも知れない。
  • 電車の運転主の運転を見て、「俺も運転したい!」と思うかも知れない。
  • 病気を医者に助けられて、「なんて価値ある仕事だ。俺も同じ様にやって助けたい!」と思うかも知れない。
  • 動物を飼っていたら、猫好きになりすぎて、「私も猫をもっと世に広める動物関係の仕事をしたい!」と思うかもしれない。

残念な事に、これは、理屈で考えた物ではいけません。
実際に、自分が体験してみて「ああ!これだ!」と深く腑に落ちる物でないと意味がありません。

理屈で見つけるのはこんな感じ

理屈とは例えば

  • 俺は漫画を良く読むから漫画が好きに違いない。漫画家になってみよう
  • 株の売買が好きだから、証券系の仕事についてみるか。
  • お年寄りと喋るのが得意だから介護の仕事についてみよう

こんな感じです。
似ているけど、違うんです。

確信はないけどやってみるかは理屈

理屈の場合は、やってみるか という感じで始めます。
でも、感情の場合は、もうやってみた時点で「これ!こうなりたい!」みたいな感じです。もはや、これだ!って思う物に理由なんて付けられません。

男女で例えると、気になる子は感情で見つかる

あなたも、好きな男性・女性を見かけた時に、あー、この子可愛いなとか、カッコいいなとか素敵だなとか思うじゃないですか。

それって、

理屈:「あーこの子、僕は鼻が5cm以上高い子が好きだと言う今迄の統計から、鼻が高くてきっと好きになる。」

とはならないじゃあないですか。

感情:(一目見てみて)「あーこの子、可愛いなー」→結果として→「鼻が高かったよ、やっぱり私は鼻が高い子がいいね」

じゃないでしょうかねぇ?

なぜなら、鼻が高くたって、他の要因で好きじゃないと思うかも知れないし。

感情で決めるのと、理屈で決めるのは、この例のような感じだと思ってもらえれば良いと思います。

私が先日コンサートで感じたのは感情。「これだった…」と思えた。

私は昨日、ゲーム音楽のコンサート聞きに行きましたが、感動しました。
もし、中学生などの小さい時に聞いていれば、「これだ!」と思って音大を目指して、ゲームミュージック作曲家を目指していたと思います。

そのレベルで感動しました。私もああなれればと心から思えました。

成功するかどうかは別ですが、「ああなりたいから目指す!」という物があれば、自分のできうる範囲でベストを尽くしていたと思います。
それは、苦しいかも知れないけど、充実することだし、後悔もないことだと思います。

しかし、今からでは遅いと言う私の現実もある

一方で、現実の私を振り返ると、大学4年の就職活動をしていた時には、やりたことがありませんでした。

だから、パソコンをちょっとかじっていた私は、嫌いじゃない分野だから向いているだろうと思い、(パソコンに関連が強いと思った)ITの仕事につきました。

しかし、全然しっくりこなかったので、すぐに辞めたいと思いました。

やっていく中でそれなりの楽しみも感じはしました。しかし…

それなりに頑張って仕事もできるようにはなりました。
確かに、その中での充実感を感じたり、同僚達とのコミュニケーションで楽しかったりしたことなど多々ありますが、常に「この仕事ではないな」という意識が消えませんでした。

結局、自分の納得いっていないという内なる声を消せなかった。で転職

結果、転職して今の仕事についています。
今の仕事は稼げませんが、なぜこの仕事に就こうとしたのかの理由が「自分にとって価値ある事だ!社会に役立つことだ」という感情を受けた事に端を発しているので、順風満帆ではないですが、「やめたい」と思った事はありません。

この仕事で頑張って行こうと思えています。

やりたいこと探しのよくあるパターン

あなたも、仕事を探して行く上で、色々試していると思います。

  • R-CAP(リクルートの適職診断テスト)を受けてみたり
  • 色々な会社の合同説明会に行ってみたり
  • OB訪問して「この仕事って楽しいですか?」と聞いてみたり
  • 色々な転職関係の本を読んでみたり
  • 自己分析と称して、1人で考えてみたり、他人に意見聞いてみたり
  • アルバイトやインターンで試してみたり
  • 思いつかないのでとりあえず親のすねをかじって世界一周旅行一人旅してみたり

こんな感じでしょうか。

もちろん、皆、その「感情がこれだ!」って言う奴が見つからないので困ってるのだと思います。

私も全然見つかりませんでした。

だから、とりあえず新卒の時に、理屈で考えて仕事を選びました。
(就職活動に失敗して、入りたくても入れないってこともありましたし。)

それで良いと思います。

色々経験して偶然みつかるのを待つしかない

この感情が「これで良い」という物を見つけるには、運しかないです。

私は常に「本当にこれで良いのか」と悩みながら過ごしていました。

だから、もし同じ様にそう考えながら働いている人や、内定が決まったけど、ちょっとブルーな人がいたりしたら

「今はそれで良いんだ」

と言ってあげたい。
なぜなら、本当の適職は運で見つかるから。

そして、とりあえず入った仕事の中で、もしかしたら

  • 凄い上司に出会い、感動して、「これだ、こうなろう!」
  • 社会の仕組みを知って、そんな裏側の仕事があったのか、それ携わってみたい!
  • 人脈や財力ができてきて、今迄体験できない事を体験した結果、「これだ」!

と思う様になる可能性も高いからです。

こういうのに出会うのは運だから、色々、積極的に経験してみて、その運に出会う頻度を上げるしかない!と私は考えます。

また、そういうスタンスのことをプランドハプンスタンス(以下引用)というそうです。

スタンフォード大学ジョン・D.・クランボルツ教授が提唱したキャリア論である。
・ キャリアは偶然の出来事予期せぬ出来事に対し、最善を尽くし対応することを積み重ねることで形成されるというもの。

 

それでも出会えるかなんて誰にもわからない

それでも出会えるかどうかはわからないし、出会えたからって、収入の良さだったら、「微妙だな〜、今の方が仕事は嫌だけど高収入だし〜」と思っている今の仕事を続ける方が幸せかもしれない。

また、出会うタイミングにも寄るかも知れない。

40代で出会って、今からは遅過ぎだよって可能性も否定はできない。(それでも転職する人もいるし、引退してからそっちをやる人だっている。)

この考えを知っていれば悩みは減らせる

ただ、私が言いたいのは、悩んでいる人がこの仕組みを知っていれば必要以上に悩まなくて済むんじゃないかってこと。

今は、「やりたいこと」に出会えてない。
だから、暫定理屈の「やってみよう」で全然OK。

無理に探して見つかる物ではない

無理に探してみた所で、感情がこれだ!って思う物だから、見つかる物じゃない。
今の選択でとりあえず働いてみて、働きつつ、居心地がよくなればそこでそのままいるもよしだし、居心地も悪いなら、他に「これだ」が見つかる様に、色々動いてみるしかない。

という割り切りができるんじゃないかと思った次第。

私も悩んでたときは苦しかった

私も本当に悩んだ。

悩むってことは苦しいってこと。

ITで働いていた6年間は、ただただ毎日辞めようか、どうしようかしか考えてなかった。

全然毎日が面白くないし、色々経験する事が、どうせやめちゃうことだから としか思えなかった。

上司のアドバイスが、どうせ辞めちゃうんだからにしか思えなかった。

本記事を書いた理由 昔の自分へのアドバイス

こういうことにならないように、今の地点から昔の自分にアドバイスを送る様に、同じ境遇の人にヒントになればと思い記載してみた。

最後に、私がヒントをもらうために読んで、ヒントをもらえたと思う様々な本を紹介しておく。

■本じゃないけどこれは絶対読んどいて損はない(webサイトです)
ちきりん最初の職業選び

■そのちきりんさんの本
ゆるく考えよう [ ちきりん ]

■名言からなぜ働くのか?適職はどう選ぶのかを考えて行く
働く理由 [ 戸田 智弘 ]

続 働く理由 [ 戸田 智弘 ]

■選択の仕方を、「やるか」「やらないか」という陥りがちな二択以外の選択も考慮に入れようと気づかせてくれる。
クリエイティブ・チョイス [ 堀内浩二 ]

■どうやって働く意味を見つけて行くのかの過程を、特にアスリートは第2の人生がすぐ来るので、そういった人達からの事例等を参考にしつつ、心理学的に解説
スポーツ心理学者が教える「働く意味」の見つけ方 [ 杉浦健 ]

■悩んでいた事をシンプルに答えをくれる。漁師の人生観を元にした読み易い本
マグロ船で学んだ人生哲学 [ 齊藤正明 ]

■心理学者が悩むこととどう向き合って行くべきか記した本
「悩むこと」が「楽しいこと」になる本 [ 伊東明 ]

■そもそも、選択にいいも悪いもない。どちらを選んでも少なからず後悔がある。人類学者の視点から考える選択…ひいては生きることについての本
生きるチカラ [ 植島啓司 ]

■ブラック企業とはどんな起業か?かなり現実的な視点から、こういう会社を選んでは行けないとか、こういう情報をチェックせよとか記載のある本。大学生には一度読んどいてもらいたい。
人生を無駄にしない会社の選び方 [ 新田龍 ]

■著名人が社会人になる人へ語った言葉を集めたもの
これから社会に出るきみへ [ エドワ-ド・ホフマン ]

■ポジティブ心理学の著者が幸福になりやすい選択方法を提案
成功が約束される選択の法則 [ ショーン・エイカー ]