自己啓発」カテゴリーアーカイブ

書籍レビュー

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 感想・レビュー

最近ちょっと悩む時間が増えてきてしまったので、また自己啓発系の本を買うことが増えてきた。

その悩み、哲学者がすでに答えを出しています 感想・レビュー

 

ということで、Kindle版ですが、本書、購入しました。

購入理由

ローソンの本棚にあって、タイトルに目がいきました。
悩んでたので、良さそうだなと思いまして。

感想

読んでて純粋に面白い

普通に読んで面白かった。
各悩みについて、2〜3ページほどで各哲学者などの考えと回答を載せています。

ずばっとした回答です。

受け入れられるかはその人次第

各哲学者の考え自体は面白いのですが、その内容を簡単に受け入れられるかってのは、やや微妙。

しかし、どうして、各哲学者がそう思うのかの理由が一応記載されているので、私は読後の満足感は高かったです。

ホリエモンのお金に対する考え方が学べる本

本日の書籍レビューはこちら。

お金はいつも正しい 堀江貴文 感想・レビュー

購入理由

もともとホリエモンの本や考え方は結構好きと言う前提があって、本屋で立ち読みしたら、冒頭部分が漫画だったので、読みやすそうだったので書いました。

書籍の内容

堀江さん自身、自分の考え方は全部書籍などで表現している

とどこかで言っているのを聞いた記憶がありますが、そのとおり、こちらの本にお金についての考え方がたくさん載っていました。

ただ、冒頭に、お金に「豊かな生き方とはお金の動きとは違ったところにある」とありまして、すごくその答えが何なのかを知りたくて読みましたが、はっきりとは書いてませんでした。

そこが残念でした。

なぜ残念か

どうしても、商品を買うときに、特にビジネス書は、知りたいことがあって、その答えがダイレクトに書いてあるかが気になります。

「一言で言えない」と言われると、すべてのことはそうなっちゃうので、一言でとりあえず言ってほしい。

そして、その補足を本だからしてけばいいじゃん。と思うのです。

自分で考えろ? だとしたら、本買ってないっす。もしくは、自分で考えるヒントに、あなたの考えを知りたくて買ってるってスタンスなので。

私なりの解釈

お金があったらあったで大変である

例)宝くじ当選者は、気をつけないと大変な目にあう というのがあった。

 

お金がなきゃないで大変である

でも、お金の本質が「信用」にあるから、別にお金使わなくても同じことができるときはあるし (本書では例として、ニートなのに六本木ヒルズに住んでる人がいるとか)

 

お金だけに、こだわっちゃいかん。(ここまでが、「豊かな生き方とはお金の動きとは違ったところにある」の答えなのかと。)

 

お金はあくまで道具だから、使わないと損だよ。ずっと貯金してても、何も起きないし、ダメな使い方(借金のうまい仕方、下手な仕方)とか、うまい使い方とか、こんな感じでやったら良さげだよ???

 

というのが本書だったのかなぁ?と解釈しました。

 

一番好きだったところは「働きたいから働いてて、その結果お金がついてくるだけ」「お金を得るために働くわけじゃない」ってところかな。

そうありたいっす。

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知の整理術

人生にゆとりを生み出す 知の整理術 感想・レビュー

久しぶりに書籍のレビューです。

人生にゆとりを生み出す 知の整理術 感想・レビュー

本日はこちら。

知の整理術

知の整理術

ネット上で何かと聞いたことがあった元日本一のニート pha さんの本です。

ずっと「ぴーえいちえー」と読むのかと思ってたら、フリガナ振ってあって、ファと読むということが判明しましたw

購入した理由

最近の興味は「いかに習慣化するか」でした。

それは、以前購入したショーン・エイカーさんの「幸福優位7つの法則」においてなぜ物事を実行できないか?それは(意志の力に関係なく)習慣化できないからだ

とあり、それを読んで以降、いかに無理なく習慣化するかに興味がありまして、本書はその期待に答えてくれそうだったのです。

日本一のニートの楽の仕方

なぜなら、著者は「日本一の」ニート、にもかかわらず書籍を出したり、色々経済的には成功されているからです。

彼は、メンドくさがりやな自分は、いかにめんどくさくなくやるかを考えていたのでそれが良かったのではないか?

という論を展開し、それを教えてくれるとのこと。

読みやすい

非常に内容は読みやすかったです。本書の中で記載されている通り、何度も文章を書くことは推敲されてりしているとのことで、理にかなった順番で内容は登場します。

内容は?

突飛なことはそこまで出てきませんでしたが、私と結構考え方が似ているので、共感できるシーンがたくさんありました。

本書は「楽して勉強する」技術について記載しています。

その例として、勉強したことは、blogなどに書いてアウトプットしろ!

とかそういうことがあります。
ということで、早速読んだ本書の感想をアウトプット!

一番良かったのは

スケジュールを2つ、固定用と流動予定で別々に持ちましょうというものでした。

流動予定は、やる予定だけど、都合が変わったらどんどん書き換えるというのが前提の予定です。

あ、それいいなと思って、私も、今試験的にやってみてます。

私の場合は、固定用の予定とTODO的な予定 という形でgoogle カレンダーで2つにしてみました。

スケジュールに記入すると、がぜん、「あ、今日はこれやろうと思ってたんだ。やらなきゃ」という気持ちになることがわかりました。

他には

ビジネスは、自分がやりたいからやるという状態の方が「続く」から良いと思うというところでした。

金儲けで始めると続かない。例えばブログ。うまくいかないと、続けて書くことはできない。でも、元々書きたくて書いてたりするような人は、たとえアクセスが少なくとも長くつづけることができる。

私のゲーム音楽のブログ記事(ビジネスではないけど。)がまさしくその典型ですね。

非常に共感できました。

効率良い勉強テクニック

もっと効率良くできる勉強テクニックはないかな?と思っている人いたら、なかなかよい書籍なんじゃないかなと思いました。

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皆の見つけた幸せ

誰でもできる唯一の幸福へ近道する方法。ブータン展のまとめ

先日ブータン展に行ったレポートを書きましたが、今日は幸福への近道として、どのようなことを学んだのか、レポートを踏まえてまとめていきます。

まずは基本的な所からおさらいです。

まだ間に合うブータン展とは?

上野公園でやっておりますブータンに関する展示会です。

基本情報

期間:2016/7/18 まで

場所:上野の森美術館

名称:ブータン 〜しあわせに生きるためのヒント〜

値段:一般1400円、大学・高校生1000円、小学・中学生600円

ブータン展の混み具合

クタクタは土曜日の昼間に行きましたが、ゆっくり見れました。
そんなに混んではいないと思います。
ゆっくり閲覧できますよ。

ブータン展1階雰囲気

ブータン展1階雰囲気

ブータンと幸福の関係

ブータンがなぜ我々が幸福な人生を生きる近道を示してくれるのか?
最大の理由はブータン国民の97%が幸福を感じていると答えているからです。

幸福度の計測方法(人生満足尺度)

幸福度を測る方法は様々で、この97%というのを調べた時に、どの方法が使われたのかはわかりません。しかし、あなたも、もし幸福度を計りたければ、以前クタクタがご紹介したテストをやってみるといいでしょう。はっきりとあなたの幸福度が計測できます。

過去記事の真ん中辺りにあります:人生満足尺度

ちなみに、クタクタ(私)は過去に実施した時には8点でした(涙)

30点以上。満足度が高い。非常にうまく行っていると感じている
25〜29点 大体順調
20〜24点 平均的な幸福度
下がる程人生に不満が多く、幸福度が低い

ブータン流幸福理論

ブータン人の感じる幸福は些細な事

それでは、幸福への近道となるクタクタが展示会に言って推測するブータン流の幸福理論をお話しして行きます。

ブータン人の感じる幸せは、言い方が悪いですが「些細な事」でも幸福を感じています。
ブータンでは「心地よい」を意味する言葉「セムガェ」があります。

展示会では「セムガェ」をどんな時に感じるかをインタビューした結果、「親友と久しぶりに再開した時」とか「姉が結婚した時」「機織りの仕事をしている時」とか、日常に感じていることが多い様に感じました。

不思議な事に「野球の大会で優勝した時」とか、「困難を乗り越えて仕事を成功させた時」等といった、難しいことを達成することに対する喜びのようなセムガェはありませんでした。

日本人が思い描きがちな幸福は成功

このことから、我々日本人が一般的に目指す幸福=成功を求める事は、かえって、セムガェを感じることに対して、妨げになることが多いと考えられます。
なぜなら、物事が上手く行った時しか、幸福を感じないからです。

例:日本「野球の大会で優勝したとき」

ブータン「野球をプレイしているとき」

おそらく、日本とブータン流を比較すれば、このような事になるでしょう。

日本でブータン流を単純に実行するのは難しい。その理由

日本でブータン流の幸福を実行するのは難しいとクタクタは考えます。
なぜなら、上記「野球」の例で行くと

日本:野球の大会で負けた。プレーできた事その物が楽しかったのでニコニコしていたが、周りの大人等が

「悔しくないのか!もっと練習しないと上手くはならないぞ!そんな中途半端な気持ちでいいのか!だからダメなんだ!」

という価値観を植え付けてくるため、ニコニコできません。
また、日本は競争社会なので野球でならまだいいですが、お金を稼いだりする時に「うまく行かなくてもいいんです。」みたいなことを言っていると、生きて行くのが困難になります。

「失敗してもいい」「うまく行かなくても良い」等と言えるのは、現実の所、経済的に成功した人だけなのです。

ブータンで同じ事が起きても問題ない

ブータンでは社会全体が似た様な価値観と推測されます。
だから、野球の例で言えばニコニコしてても、周りから何も言われません。
むしろ、それで良い ということになります。

クタクタが推測するに、もしブータン人が日本に1人で来て一人暮らしをして、仕事等を始めると、さすがにそのブータン人も「常に幸福」とは感じなくなるでしょう。

大事なのは些細なポジティブを沢山探す事

確かにブータン流を日本でそのまま実行するのは難しいことです。
ただ、「しあわせ」の本質は「ブータン流」にあります。
ブータン流の幸せは継続して長期間幸せですが、日本流の価値観の幸せは短期的です。

野球で例えると

野球の大会で優勝して幸福になっても、2〜3日もすれば元に戻ります。
また次なる大会で優勝し続けないと同じ幸福は味わえません。

清原選手で例えると

プロ野球の清原選手はプロ野球選手になって「私からすれば」夢の様な幸せ人生をおくっていましたが、彼自身はそう思ってなかったから薬で精神を楽にする方向に走ったのだと思えます。プロ野球選手になるという成功(幸福)は一瞬の成功(幸福)なのです。

ブータン流の幸せが実行できると

対して、ブータン流の幸せが実行できればどうでしょう?

「野球がプレーできて幸せ」

と思えれば、野球人生ずっと幸せです。
大会の勝ち負け、プロになるかどうか は関係ないのです。

ポジティブ心理学では良い事と悪い事の比率が3:1の時に、幸福になりやすいと言われています。興味深いのは悪い事も1割なければいけないということなのですが、人間の脳は悪い事は自動的に探す様にできているそうです。

ポジティビティ比についてはこの本P.81参照:成功が約束される選択の法則 [ ショーン・エイカー ]

しかし、良い事は自動的に探す様にはできていない。
日本では表立ってブータン流の幸福を実践することは難しいですが、ブータン流の幸せを探して良い事と悪い事の比率を3:1にもっていくことはできるはずです。

  • 生きてるだけで丸儲け
  • 人に親切にしてもらえた
  • お昼御飯がおいしかった
  • お風呂が気持ちよい

こういったことを意図的に毎日探してブータン流の幸福を増やす。
これが、幸福への近道なんだなと。
(決して成功を求めることではないんだなと。)

それがブータン展から感じ取れる幸福への近道だとクタクタは結論づけました。

まとめ 毎日ポジティブなことを探そうぜ

ブータン展の最後には、展示会閲覧者に対して「あなたのしあわせを教えてください」と呼びかけがしてあります。
それに対して、付箋でみな幸せが書いてあります。

皆の見つけた幸せ

皆の見つけた幸せが展示会の最後に募集されてた。ここに書かれているのは比較的ブータン的次元の幸福が書いてあることが多いような気がした

ここには、ブータン的幸福感で書かれた物が多くあったと思います。
ブータン展に行くと、皆、影響されて、そのような価値観に変わりやすいのだと思います。

この付箋を貼る様な作業を毎日行う事が大事です。
(クタクタは実際「毎日感謝」という形でやっております。)

別の方によるブータン幸福の解釈が書いてある本:幸せを育む生き方 [ 永田良一 ]
ブータン展チケット

号外!幸福への近道あり。ブータン展で習った幸福ヒント。

ビッグニュース!ブータン展7/18迄やってるってさ

幸福の鳥

幸福の鳥

ネットサーフィンしてたら見つけましたよ〜!!

これは、展示会です。

ブータン展をどこで見つけたか

Yahooのニュースであったんです。

 

幸福学に関連あり!とみた

以前から、クタクタはポジティブ心理学を中心とした幸福学に興味を持っています。

当然、それは幸福への近道を探しているからなのですが、

その手始めは「映画 happy-しあわせを探すあなたへ」を見た事から始まっています。

 

映画の中でブータンに言及あり

この映画 Happyの中でGNH(国民総幸福量)を採用している国 ブータンに研究の的があたっています。

日本はGDP(国内総生産)をあげようとしてますよね。

そのブータンの展示会が今開催されている

ということで、幸福学にブータンは関連しているわけですが、

今回、そのブータンに関する展示会があるというのです。

それが

という訳です。

近いうちに見に行こうと思います。

今さっき知ったばかりなのですが、これは見に行きます。

見に行ったら本ブログにもアップしようと思います。

幸せというのは相対的な物

これまで幸福学を勉強してきて、幸せと言うもの…というか、人間の感じる全ては相対的なものだとつくづく感じます。

ポジティブ心理学の書籍の一つ、

成功が約束される選択の法則 [ ショーン・エイカー ]

では、このような例がありました(要旨を抜粋します)。

潜水艦に乗っている時に、潜水艦が動き出した。

すると、それまで潜水艦では床だった所が壁になり、壁だった所が床になった。
その時初めて、なぜ、食堂の椅子が動かない様に固定されているのかを理解した。床を床だと思っていたのは自分の思い込みに過ぎなかった

成功が約束される選択の法則では、簡単に言っちゃうと

「成功者は、成功するより先に幸福を感じている。

幸福を感じる人は、そもそも考え方がポジティブ思考である。」

という研究結果があるようで、

ポジティブな思考というのは、物事をどう解釈するかなんだ!という一例で潜水艦がでてきました。

ブータンの幸福を日本で通用させるのは難しい

ブータンで人々が感じている幸福へのヒントを、日本でそのまま当てはめるのはおそらく難しいと思います。

ブータンでは「OK」と言われる所を、

日本では「非常識だ!」とか言われるかもしれないからです。

もしかしたら、ブータンではクタクタのワーキングプアが「いいね!」と言われるかもしれません。

でも日本では経済力のない社会人は結婚とかもできないし「恥ずかしい」という世間体が支配しています。

周りに関係なく、できる幸福への近道を探して来るぞ

なので、出来る限り周りに依存しない、自分の中で解決できる幸福へのヒントを探す!

をテーマに、この展示会を見に行きたいと考えています。

例えば、今実際にやっている、

は正に、自分だけでできる方法です。

 

こういうことでブータンの人たちは何をやってるのか?

そういった視点で見てこようと思ってます。

 

フィジー版(?)も過去に紹介しました。

2016.06.18 追記 ブータン展 実際に行って来たよ!

上野公園の地図

上野公園の地図

上野の森美術館で開催中でしたので、幸せのヒントをもとめてブータン展行って来ました。

案内板には、ちゃんと書いてありました。

上野の森美術館 案内(ブータン展)

上野の森美術館 案内(ブータン展)

そして、上野駅から歩く事数分。
ありました。

上野の森美術館 (ブータン展)

上野の森美術館 (ブータン展)

こういう物をみるとテンションがあがります。

これでクタクタも幸せになれる!

ブータン展 バナー

ブータン展 バナー

こっちです!

テンション上がります。

ブータン展案内板

ブータン展案内板

幸せになるブータン展のチケット購入

さっそくチケットを購入。

一般1400円です。

土曜日でしたが、全然混んではいませんでした。
でもガラガラってわけでもないです。

ブータン展チケット売り場

ブータン展チケット売り場

入り口には案内の人がいました。
ここを奥に行くと、自動扉があり、ブータン展の始まりです。

ブータン展入口

ブータン展入口

ブータン展の雰囲気

1階は写真撮影可能とのことで、撮って来ました。
ということで、展示会は2階構造になってます。

ブータン展1階雰囲気

ブータン展1階雰囲気

団体さんがいたので、一瞬混んでるときがありましたが、基本的にはマイペースでみれました。

1階には、ブータンの祭り事などで使う飾りとか仮面とかが展示されてます。

ブータン展示品1

ブータン展示品1

あなたの見つけたしあわせ、おしえてください

挨拶が興味深い感じでした。
この展示会のテーマは、展示を見に来た人に幸せのヒントを与える事だそうです。

ブータン展挨拶

ブータン展挨拶

展示品よりも、こういった絵?にヒントが転がっている感じでした。

展示品は、本当に展示品でしかなく、そこから幸せを見つけるヒントを探すのは難しいと思いました。

幸せのヒント みっけ?

幸せのヒント みっけ?

例えば、ブータンの「剣」の展示品を見てもそこに幸せが隠れているとも思えないですし…。

ちょっと場所が撮影していいか微妙だったので撮らなかったのですが、
このような物の一つに、「今ある物で満足することが幸せになる」
という旨のメッセージがありました。

これは、展示品の一つの動画を見ると、考えさせられる内容のメッセージでした。

ブータン展の動画に幸せになるヒント満載

7分ぐらいの動画なのですが、興味深かった部分を取り上げると

  • ブータンの言葉では日本語で「しあわせ」にあたる言葉はない
  • 代わりに「心地よい」を意味する「セムガェ」という言葉がある
  • どういう時に「セムガェ」を感じるかを色々なブータン人にインタビューする

と言うものです。

まわすと幸せになると言われる宗教的な物

まわすと幸せになると言われる宗教的な物

その多くは、

  • 「姉が結婚したときはセムガェだった」
  • 「娘の成長を見るのがセムガェです」
  • 「仕事で機織りしてるとセムガェを感じます。」
  • 「久しぶりに親友にあった時がセムガェです。」

みたいな感じだった。

幸せを感じる次元が日本の一般的なそれとは違う?

私は思った。
幸せを感じる次元が日本等と違うと。

日本では、同じ物もある一方、「困難な事を達成した時」とか「裕福なくらしをした時」とかそういう考えも幸福の概念にはあると思う。
これは、一つ次元が違う幸せの形であると思う。

ただ、この次元の幸せはWinWinでない形が見えてしまう。
仮に、陸上競技で1等賞になって幸福 だとするなら、かならず2等賞以下「勝てなかった人」が登場する。

動画では多くの人がマニ車をまわしていた

動画では多くの人がこのマニ車をまわしていた

裕福な暮らしをするというのは、儲けられる一方で、儲けてない人がでている可能性がある。
(厳密に考えるとそうでないとも言えなくもないけど、あえてそういう捉え方をしてみる)

ブータンの幸福はWinWinが多そうと想像する

ブータンのセムガェは、基本WinWinだ。

娘の成長=娘にとってもいいこと=その良い事を親も喜ぶ
仕事で機織り=誰にも迷惑かけてるわけじゃない=会社も喜ぶ=本人も嬉しい

それで回って行ける社会というのが非常に羨ましい。

ブータン展示品2

ブータン展示品2

クタクタは一見満足なのだが、世間体を考えて満足できない

クタクタはワーキングプアであるのだが、現状の安い給料の仕事でうまくいけば、嬉しいし幸福だ。
しかし、その小さな喜びに満足しても、これが続いたからと言って自立して食って行ける程の物かと言われると…怪しい。

クタクタは、ちきりんさんの考え方に影響を受けているので、若干人生諦めているところがあって、「本当は」このレベルの暮らしで満足しているのだが

(そう言う意味では「今ある物で満足することが幸せになる」を達成している)

皆の見つけた幸せ

皆の見つけた幸せが展示会の最後に募集されてた。ここに書かれているのは比較的ブータン的次元の幸福が書いてあることが多いような気がした

外にでるとやれ「一人暮らししろ」「結婚しろ」「そんな収入で恥ずかしくないの?」「将来どうして行くつもりなの?」と言われてしまう。

そう言われるうちに、自分でも「これではまずい」と思っている。

で結果、「今ある物で満足することが難しい」状況にある。

上野公園でパフォーマンスしてた人

上野公園でパフォーマンスしてた人。彼もパフォーマンス中や、おひねりをもらう時はやりがいを感じるが、競争社会にいて、「成功」しないとブータンの次元の幸せを感じ続けるのは困難なのではないか?と考えてしまった

余裕を感じたブータン人のインタビュー

動画のインタビューされてたおばあちゃんとかは、「人のために祈るのがセムガェを感じる」だとか言ってたけど、クタクタの視点からすると「余裕あるな」の1点だ。

動画に出たブータン家族の暮らしは決して裕福な感じではなかったけど、多分「皆同じ様なくらししてる」と思ってるんだと思う。

だから、クタクタみたいな世間に対する焦りみたいなのはないのではないか?

苦しいときもあるが…とか言わなそうだったブータン人

インタビューの範囲では誰も

「苦しいときもあるけど、楽しいときもあるから幸せだ!」とか

「人生成功したもの価値だよね!」とか

あんまりそういうことは言っていない。

脅威の97%幸せ感じてる国民。価値観はそんなに多様ではないのかも?

展示会では97%のブータン国民が幸せを感じていると言う。

驚異的な数字だ。なんでそんな高いのだろう?

 

例えば、着る服の色が身分(国王と一般市民)によって違うみたいな事がブータンにはあるようだ。

身分というのがあるということは、ある程度の人は同じということだ。

 

日本には特にない。

その代わり?成功者と成功してない人がいる。

やはり、「様々な価値観」「経済的な格差」「世間一般の考え」という物が、ブータンのような「今ある物に満足して幸せになる」ことを邪魔していると感じる。

幸せのヒント2幸せのヒント2

ブータン人の頻繁に行う祈りは幸せのヒントとなるのではないか?

ブータン人は1日のうちに祈りに大体1時間30分くらい費やすらしい。

祈り程ではないが、どんなに忙しくとも日本でも周りに影響されない自分を見つめる時間として、このような時間が毎日少しでもあると、違ってくるのではないか?

インタビューの範囲内では「残業が毎日キツくって、祈る余裕なんてないんだよね」みたいな感じは感じられなかった。

やはり、そんな生活をしているようでは、日本ではブータンのような次元の幸せを日々感じて満足して行ける人は、成功者でないと少々難しいのではないかと感じた。

とりあえず、毎日感謝を続けて祈りのかわりとしたい。

物販で気になった本。
幸福の国ブータンで学んだことが書いてあるようだった。

まとめ

社会の仕組みの違いというのが、大きく幸福に影響しているのではないかと推測した。

幸福という言葉がないということは、「皆当たり前にそう」すぎて「不幸な人」と「幸福な人」の境目がないからそれを言う必要がなくてないってことなのだと感じた。

だから、多様な価値観や状況が成り立つ日本では、そういう境目が色々な場面でありすぎて、それぞれの場面で成功した側に立っていないと、満足できないのかもしれない。

そんな中で、「成功」とかそういう次元じゃなくて、もっと原点的な所だけでもそもそも幸福ってあるんだよ と囁いてくれてるかのようなブータン展に行けたのは有意義な感じがした。