ビッグニュース!ブータン展7/18迄やってるってさ
幸福の鳥
ネットサーフィンしてたら見つけましたよ〜!!
これは、展示会です。
ブータン展をどこで見つけたか
Yahooのニュースであったんです。
幸福学に関連あり!とみた
以前から、クタクタはポジティブ心理学を中心とした幸福学に興味を持っています。
当然、それは幸福への近道を探しているからなのですが、
その手始めは「映画 happy-しあわせを探すあなたへ」を見た事から始まっています。
映画の中でブータンに言及あり
この映画 Happyの中でGNH(国民総幸福量)を採用している国 ブータンに研究の的があたっています。
日本はGDP(国内総生産)をあげようとしてますよね。
そのブータンの展示会が今開催されている
ということで、幸福学にブータンは関連しているわけですが、
今回、そのブータンに関する展示会があるというのです。
それが
という訳です。
近いうちに見に行こうと思います。
今さっき知ったばかりなのですが、これは見に行きます。
見に行ったら本ブログにもアップしようと思います。
幸せというのは相対的な物
これまで幸福学を勉強してきて、幸せと言うもの…というか、人間の感じる全ては相対的なものだとつくづく感じます。
ポジティブ心理学の書籍の一つ、
成功が約束される選択の法則 [ ショーン・エイカー ]
では、このような例がありました(要旨を抜粋します)。
潜水艦に乗っている時に、潜水艦が動き出した。
すると、それまで潜水艦では床だった所が壁になり、壁だった所が床になった。
その時初めて、なぜ、食堂の椅子が動かない様に固定されているのかを理解した。床を床だと思っていたのは自分の思い込みに過ぎなかった
成功が約束される選択の法則では、簡単に言っちゃうと
「成功者は、成功するより先に幸福を感じている。
↓
幸福を感じる人は、そもそも考え方がポジティブ思考である。」
という研究結果があるようで、
ポジティブな思考というのは、物事をどう解釈するかなんだ!という一例で潜水艦がでてきました。
ブータンの幸福を日本で通用させるのは難しい
ブータンで人々が感じている幸福へのヒントを、日本でそのまま当てはめるのはおそらく難しいと思います。
ブータンでは「OK」と言われる所を、
日本では「非常識だ!」とか言われるかもしれないからです。
もしかしたら、ブータンではクタクタのワーキングプアが「いいね!」と言われるかもしれません。
でも日本では経済力のない社会人は結婚とかもできないし「恥ずかしい」という世間体が支配しています。
周りに関係なく、できる幸福への近道を探して来るぞ
なので、出来る限り周りに依存しない、自分の中で解決できる幸福へのヒントを探す!
をテーマに、この展示会を見に行きたいと考えています。
例えば、今実際にやっている、
は正に、自分だけでできる方法です。
こういうことでブータンの人たちは何をやってるのか?
そういった視点で見てこようと思ってます。
フィジー版(?)も過去に紹介しました。
2016.06.18 追記 ブータン展 実際に行って来たよ!
上野公園の地図
上野の森美術館で開催中でしたので、幸せのヒントをもとめてブータン展行って来ました。
案内板には、ちゃんと書いてありました。
上野の森美術館 案内(ブータン展)
そして、上野駅から歩く事数分。
ありました。
上野の森美術館 (ブータン展)
こういう物をみるとテンションがあがります。
これでクタクタも幸せになれる!
ブータン展 バナー
こっちです!
テンション上がります。
ブータン展案内板
幸せになるブータン展のチケット購入
さっそくチケットを購入。
一般1400円です。
土曜日でしたが、全然混んではいませんでした。
でもガラガラってわけでもないです。
ブータン展チケット売り場
入り口には案内の人がいました。
ここを奥に行くと、自動扉があり、ブータン展の始まりです。
ブータン展入口
ブータン展の雰囲気
1階は写真撮影可能とのことで、撮って来ました。
ということで、展示会は2階構造になってます。
ブータン展1階雰囲気
団体さんがいたので、一瞬混んでるときがありましたが、基本的にはマイペースでみれました。
1階には、ブータンの祭り事などで使う飾りとか仮面とかが展示されてます。
ブータン展示品1
あなたの見つけたしあわせ、おしえてください
挨拶が興味深い感じでした。
この展示会のテーマは、展示を見に来た人に幸せのヒントを与える事だそうです。
ブータン展挨拶
展示品よりも、こういった絵?にヒントが転がっている感じでした。
展示品は、本当に展示品でしかなく、そこから幸せを見つけるヒントを探すのは難しいと思いました。
幸せのヒント みっけ?
例えば、ブータンの「剣」の展示品を見てもそこに幸せが隠れているとも思えないですし…。
ちょっと場所が撮影していいか微妙だったので撮らなかったのですが、
このような物の一つに、「今ある物で満足することが幸せになる」
という旨のメッセージがありました。
これは、展示品の一つの動画を見ると、考えさせられる内容のメッセージでした。
ブータン展の動画に幸せになるヒント満載
7分ぐらいの動画なのですが、興味深かった部分を取り上げると
- ブータンの言葉では日本語で「しあわせ」にあたる言葉はない
- 代わりに「心地よい」を意味する「セムガェ」という言葉がある
- どういう時に「セムガェ」を感じるかを色々なブータン人にインタビューする
と言うものです。
まわすと幸せになると言われる宗教的な物
その多くは、
- 「姉が結婚したときはセムガェだった」
- 「娘の成長を見るのがセムガェです」
- 「仕事で機織りしてるとセムガェを感じます。」
- 「久しぶりに親友にあった時がセムガェです。」
みたいな感じだった。
幸せを感じる次元が日本の一般的なそれとは違う?
私は思った。
幸せを感じる次元が日本等と違うと。
日本では、同じ物もある一方、「困難な事を達成した時」とか「裕福なくらしをした時」とかそういう考えも幸福の概念にはあると思う。
これは、一つ次元が違う幸せの形であると思う。
ただ、この次元の幸せはWinWinでない形が見えてしまう。
仮に、陸上競技で1等賞になって幸福 だとするなら、かならず2等賞以下「勝てなかった人」が登場する。
動画では多くの人がこのマニ車をまわしていた
裕福な暮らしをするというのは、儲けられる一方で、儲けてない人がでている可能性がある。
(厳密に考えるとそうでないとも言えなくもないけど、あえてそういう捉え方をしてみる)
ブータンの幸福はWinWinが多そうと想像する
ブータンのセムガェは、基本WinWinだ。
娘の成長=娘にとってもいいこと=その良い事を親も喜ぶ
仕事で機織り=誰にも迷惑かけてるわけじゃない=会社も喜ぶ=本人も嬉しい
それで回って行ける社会というのが非常に羨ましい。
ブータン展示品2
クタクタは一見満足なのだが、世間体を考えて満足できない
クタクタはワーキングプアであるのだが、現状の安い給料の仕事でうまくいけば、嬉しいし幸福だ。
しかし、その小さな喜びに満足しても、これが続いたからと言って自立して食って行ける程の物かと言われると…怪しい。
クタクタは、ちきりんさんの考え方に影響を受けているので、若干人生諦めているところがあって、「本当は」このレベルの暮らしで満足しているのだが
(そう言う意味では「今ある物で満足することが幸せになる」を達成している)
皆の見つけた幸せが展示会の最後に募集されてた。ここに書かれているのは比較的ブータン的次元の幸福が書いてあることが多いような気がした
外にでるとやれ「一人暮らししろ」「結婚しろ」「そんな収入で恥ずかしくないの?」「将来どうして行くつもりなの?」と言われてしまう。
そう言われるうちに、自分でも「これではまずい」と思っている。
で結果、「今ある物で満足することが難しい」状況にある。
上野公園でパフォーマンスしてた人。彼もパフォーマンス中や、おひねりをもらう時はやりがいを感じるが、競争社会にいて、「成功」しないとブータンの次元の幸せを感じ続けるのは困難なのではないか?と考えてしまった
余裕を感じたブータン人のインタビュー
動画のインタビューされてたおばあちゃんとかは、「人のために祈るのがセムガェを感じる」だとか言ってたけど、クタクタの視点からすると「余裕あるな」の1点だ。
動画に出たブータン家族の暮らしは決して裕福な感じではなかったけど、多分「皆同じ様なくらししてる」と思ってるんだと思う。
だから、クタクタみたいな世間に対する焦りみたいなのはないのではないか?
苦しいときもあるが…とか言わなそうだったブータン人
インタビューの範囲では誰も
「苦しいときもあるけど、楽しいときもあるから幸せだ!」とか
「人生成功したもの価値だよね!」とか
あんまりそういうことは言っていない。
脅威の97%幸せ感じてる国民。価値観はそんなに多様ではないのかも?
展示会では97%のブータン国民が幸せを感じていると言う。
驚異的な数字だ。なんでそんな高いのだろう?
例えば、着る服の色が身分(国王と一般市民)によって違うみたいな事がブータンにはあるようだ。
身分というのがあるということは、ある程度の人は同じということだ。
日本には特にない。
その代わり?成功者と成功してない人がいる。
やはり、「様々な価値観」「経済的な格差」「世間一般の考え」という物が、ブータンのような「今ある物に満足して幸せになる」ことを邪魔していると感じる。
幸せのヒント2
ブータン人の頻繁に行う祈りは幸せのヒントとなるのではないか?
ブータン人は1日のうちに祈りに大体1時間30分くらい費やすらしい。
祈り程ではないが、どんなに忙しくとも日本でも周りに影響されない自分を見つめる時間として、このような時間が毎日少しでもあると、違ってくるのではないか?
インタビューの範囲内では「残業が毎日キツくって、祈る余裕なんてないんだよね」みたいな感じは感じられなかった。
やはり、そんな生活をしているようでは、日本ではブータンのような次元の幸せを日々感じて満足して行ける人は、成功者でないと少々難しいのではないかと感じた。
とりあえず、毎日感謝を続けて祈りのかわりとしたい。
物販で気になった本。
幸福の国ブータンで学んだことが書いてあるようだった。
まとめ
社会の仕組みの違いというのが、大きく幸福に影響しているのではないかと推測した。
幸福という言葉がないということは、「皆当たり前にそう」すぎて「不幸な人」と「幸福な人」の境目がないからそれを言う必要がなくてないってことなのだと感じた。
だから、多様な価値観や状況が成り立つ日本では、そういう境目が色々な場面でありすぎて、それぞれの場面で成功した側に立っていないと、満足できないのかもしれない。
そんな中で、「成功」とかそういう次元じゃなくて、もっと原点的な所だけでもそもそも幸福ってあるんだよ と囁いてくれてるかのようなブータン展に行けたのは有意義な感じがした。